見出し画像

ホロモデルのススメ 操作編 Part5

ホロモデルのススメ操作編、恐らくその最後になる本Partでは具体的な操作のコツを書こうと思います。

といっても、全てやるのは流石に難しいのでツイッターで見ていて難しいといわれがちな「腕」と「指」の操作を扱います。

【注意点など】
・我流です。俺のやり方の方がいいという場合は解説Note大歓迎です!
・説明を見ながら実際にモデルや自身の身体を動かしてみると理解が早いです。
・エミリア、レムなどリゼロのモデルは作品イメージ保護のため可動域が大きく制限されているので、操作感も異なります。

腕の各部位の特性・可動域を知ろう

実際の操作に入る前に、改めて腕の各部位の特性・可動域を書いておきます。(Part4と重なる部分があります)

画像3

1.手首の緑色の〇
手首の位置を操作できます。可動域の制限はありません。腕が届く範囲であればどの方向にも動かせます。当然、油断すると人体ではありえないポーズになるので注意。〇を身体の中心に寄せるとひじを曲げることができます。

画像4

2.ひじの紫色の〇
ひじ全体の回転を操作可ひじを中心として360度回転できます。〇を上下、前後に移動させて操作。
腕を曲げた状態で使うと、どういう動きをするか分かりやすいと思います。
回転の度合いによっては肩の根元が破綻することもあるので注意。

画像5

3.前腕の水色の〇
ひじから手首までの前腕の回転を操作。モデルによる差も少しあるようですが、前方向に90度前後、後ろ方向に90度前後の計180度前後が可動域です。

画像6


4.手首の白色の〇
手首の回転を操作。手首を反らしたときの可動域はモデルによってかなり差があるので注意。

画像7

各部位の可動域については以上です。


腕を動かすオススメの順序

画像8

腕のポーズを作る際に個人的にやっている操作の順序は上記の通りです。
後半で実際にポーズを作っていますのでそちらを先に見てもOKです。
(順序はポーズによって異なる場合もありますが基本はこれ)

1.手首の位置を決める

まず、一番可動域の大きい手首の緑色の〇を動かします。
コツとしては、腕を伸ばしたポーズの場合は、手首を置きたい場所に動かすだけ。 
腕を曲げたポーズの場合は、後で2のひじの回転により、手首の位置が上下前後に変動することを考慮しておく必要があります。

2.ひじを中心に腕全体を回転させる

腕全体の回転を変えられますが、特にひじが曲がった状態で手首の位置を上下前後に動かしたい場合は、この2で腕全体を回転させます。
個人的に2を後にするのは、腕が伸びている初期ポーズで最初に2を動かしても、動きの変化が分かりづらいからです

現実的には、1と2を交互に使って調整してポーズを作ることになると思います。

3.前腕を回転させて手のひらの向きを決める

前腕を回転させることで、手のひらを向きをある程度変えられます。個人的には1と2で腕の形を決めた後に触った方が楽だと思っています。

4.手先の方向を調整する

最後の微調整の部分です。手首を軸に動かして手先の向きを決めます。手先を下げる、反らすなどの動きが作れます。動かしても腕の1~3の動きには影響しません。

指を曲げてみよう

指を曲げるのが難しいというツイートをたまに見ますが、これは恐らく、じゃんけんの「グー」など、各関節が曲がった状態を再現できないという意味だと思います。

それ以外の場合は、曲げたい指の〇を指に沿ってまっすぐ下方向にもっていく感じです(作りたい手の形にもよりますが普通にまっすぐ曲げる場合はこれ)

グーを作るコツは現実の動きと同じように、第一関節が曲がったのを確認した上で第二関節を曲げる、それができたら第三関節を…という感じです。ゆっくりやれば割とできるはずです。(ただし、隙間のない完璧なグーを作るのは難しいと思います)

また、指の曲げやすさはモデルによって若干の差があるようです。


実際にポーズを作ってみる

以上の4つ+指の手順を踏んで実際に簡単なポーズを作るとこんな感じ
初期のポーズから操作しています。

1.手首の位置を決める(〇を身体の中心側に寄せて腕を曲げる)

画像8

2.ひじを中心に腕全体を回転させる(〇を下に下げて手首を上げる)

画像9

3.前腕を回転させて手のひらの向きを決める(手のひらを表に)

画像10

4.手の方向を調整する(下方向に少しスライドさせる)

画像11

指を曲げる(ピースを作る)

画像12

最後に目線と顔の向き、表情、左腕の位置を変更して撮影(Part4など参照

画像13

ね、簡単でしょ?

指は意外と大事

私自身もそう上手くできるわけではないのですが、指って意外と大事です。
ホロモデルは、初期ポーズだと手がピンと伸びた形です。が、現実であんな風にピンとした指のまま暮らしているはほぼいないので、シチュエーションに合わせた形にした方が不自然さ、人形っぽさが減ると思います。

例えば手を普通に下ろしているのであれば、力が抜けているような手の形にするなどの工夫をしてみるといいと思います。

事前にポーズを作る

公式の解説動画でも少し触れられていますが、ホロモデルで観光地や繁華街などで撮影する場合は、事前にポーズを作っておいた方がいいです。
一度やればわかりますが、プリセットのポーズから簡単な顔の向き、身体の向きを変えるくらいなら簡単ですが、人通りの多い場所で指の細かい調整などは難しいと思っておいた方がいいです。

その結果、手がピンとしてるキャラが写った画像が増えていくということに…

作品の質を上げようと思うのであれば、事前にポーズを自作してポーズスプレーで保存しておくのがオススメです。(背景とモデルを別々に撮影して合成する人もたくさんいるので、そういう方法を模索するのもあり)

画像1


簡単ではありますが「ホロモデルのススメ 操作編」は一応今回で終了です。

今後はもしかしたら役立つかもしれない小ネタや、大型アップデートが来た際の補足、VR版の現状などを細々と書ければいいと思っています。

何か質問などがあればコメント欄またはツイッター(atvw01)までどうぞ✨

それではまた




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?