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超獣戦隊ライブマン : ブルードルフィンになりたかった

ようこそ。

この記事を読んでいる人は

・超獣戦隊ライブマンが好き

・少しでも見たことがある

・興味がある

・うっかり押してしまった

そんな方が大半だと思うので、うっかりの方以外は、とりあえず作品についてはだいたいご存知である、という前提で書きます。

(あらすじや登場人物や設定などから書こうとしたら壮大すぎてあっさり挫折したので)

では本題。


ブルードルフィンになりたかった

ライブマンといえば
初のブルーヒロイン!

その前にサンバルカン以来の3人戦隊!(後に追加戦士きますけど)

で……


★ヒロインがイエローでもピンクでもホワイトでもなくブルー!★


当時小学生女児だった私は歓喜です。

女の子といえばピンク、青は男の子の色、というのが今よりもっと一般的で当たり前だった時代です。

戦隊シリーズも男の子が見るものというのが常識でした。

そして昭和が終わって新しい時代になるのも時間の問題…という、なんともいえない空気感があちこちに漂っていた時代でもあります。
(実際放送期間中に昭和は終わりましたが…)

そこに颯爽と現れたブルードルフィンこと岬めぐみちゃんこと森恵さん。

女の子が青でもいいんだ!

と思わせてくれたし、

女の子が戦隊好きでもいいんだ!

と思わせてくれました。

まさに新しい時代の到来を予感しました。


なぜブルードルフィン?

…かっこよかったから…

かな。
特にドルフィンアローという弓型の武器を使う時。

めぐみちゃんは女の子だから、頑張れば私もブルードルフィンになれるはず!

そう信じていました。

そしていつか私も悪と戦う時がきたら、めぐみちゃんと同じブルードルフィンになる!

そんな気持ちを放送終了後もしばらく心の中に持っていました。

…小学生ですからね。

(一応、レッドファルコンもかっこよかったんですが、男の子になるのはなんか違うと感じていた)

3人戦隊からのスタートで、1人あたりの活躍シーンが5人の場合より多かったのも一因かなと思います。


こんなところに憧れた

1. 成績優秀

なんといっても優等生。

そもそも勇介も丈も科学アカデミアに合格している時点できっと優等生なんですが、彼らもめぐみちゃんの方が成績優秀だったことは認めています。

めぐみちゃんは特に普段の観察力もすごいし頭の回転も早い。

私ももっと勉強して、いつか科学アカデミアみたいな大学に行くんだ!と、曖昧だけど人生初の、少し先の目標ができました。

(どこかの島にモデルになった学校があるはずだと思い込んでいました。)

2. 敵との交流

印象的なのは暴走モードのブッチーと、少年王ビアスとのやりとりです。

若返って記憶をなくしたケンプに説得を試みた回も、そこまでするのあなたくらいだよ、と私でさえ思いました。

相手が敵でも可能ならば寄り添って、平和的な解決策を探る。

戦隊としては戦わないという選択は異色なのかもしれません。

でもめぐみちゃんの中にはその選択肢がところどころに見えて、とても印象的でした。

3. 特技が多い

縄跳びの二重跳びと、オープニングで流れる自転車の両手放しと、ムーンウォークは真似しました。

そして料理も上手、歌も上手。
水泳も弓術もできる。

こんなになんでもできちゃうのすごい!

と、尊敬していました。

私も興味を持ったことはとりあえず挑戦してみよう、と考えるようになりました。

4. 見た目も性格もかわいい

これはもう、言わずもがな、です。

私は髪型を真似したり、青いジャケットを欲しがったりしていました。
(髪型は叶ったけど服は無理でした)

性格も、ユーモアと思いやりがあって、喜怒哀楽がはっきりしているところが当時の自分には憧れでした。

子供の頃の私はあまり感情を表に出すタイプではなかったので。


ブルードルフィンになれたのか?

もちろんなれませんでした。
そもそもフィクションだし。

というか、ある日気づいたのです。

私はめぐみちゃんとは違う。

私は私なんだ。

自分の限界を知ったというか(笑)
人の真似してもなぁ…というか。
私は私のやり方でいいんじゃないか?
って、思うようになりました。


めぐみちゃんとブルードルフィンと一緒に考えていた

それでもめぐみちゃん(ブルードルフィン)は放送が終わっても、私の心の中にいつもいて、何かに迷った時は

「めぐみちゃんだったらどうするか?」

というのがひとつのものさしでした。

それからしばらくすると

「わたしはどうしたいのか?」

というものさしが増えた感じです。

いつも、悩んだ時は心の中のめぐみちゃんと一緒に考えていました。

私たちの意見は時に食い違うこともありました。

それでも私とは違うところがあるからこそ、彼女は私の目標でした。

元々の性格にめぐみちゃんの要素が加わって私のものとして少しずつ定着していったのがこの頃だと思います。


というわけで、こんな気持ちで戦隊を見ていた小学生の女の子がいたんだよ、というお話でした。

ライブマン全体の話もいずれ書きたいな。

全話感想とかは無理だけど、好きな回について語ったりしてみたいです。

ライブマンが大好きだった頃のことを考えていたら、今までやったことがないことにも挑戦したくなってきました。

ちなみに

ライブマンの3年前の電撃戦隊チェンジマンも大好きでした。

ライブマンは特にめぐみちゃんを意識して積極的に見ていたけれど、チェンジマンは無意識レベルで一番影響を受けた戦隊だと思っています。

チェンジマンについてもそのうち書きたいですね。

個人的に、これぞスーパー戦隊!と思っている作品です。

思い出話にお付き合いいただきありがとうございました。

当時のことを思い出して、あの頃の自分に胸を張れる私になりたいなという新しい目標もできました。

ではまた( ´ ▽ ` )ノ

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