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腸閉塞17–18日目: 食事が始まり、点滴が終わり、退院予定日が6/25に決まった

クローン病悪化に伴う腸閉塞で入院して17日目と18日目のこと。ついコーディングに精が出て記録をサボっていた。

16日目に行なった内視鏡検査の結果を受け、無事食事が再開された。16日目の朝から17日目の朝までは重湯、17日目の昼と晩は3分粥だった。少しずつ通常食に戻す。また腸が詰まるようなことがなく、予定通り25日に退院できると嬉しい。ずっとエレンタールを飲み続けていたので、久々に味のあるもの……というわけではなかったが、塩気は久々だった。食事を再開したものの、エレンタール自体は継続していて、毎食1杯と、寝る前に1杯の合わせて4杯を飲んでいる。クローン病患者の場合は栄養の吸収効率が悪いこともしばしばなので、消化不要で吸収効率の良い栄養剤の継続は重要だ。

食事による栄養補給が可能になったため、点滴の数が17日目で1日1本に減り、18日目を最後に以降は点滴不要となった。ただし、24日にはインフリキシマブという、クローン病を抑えるための薬の点滴をする必要がある。その4週間後と、以降は8週ごとに投与しなければならないため、点滴とは長い付き合いになりそうだ。

17日目の午後には会社の社長と社長夫人がお見舞いに来てくれた。事務的な話が主で、退院後の復帰をどうするかについても話しあった。7月中旬までは傷病休暇を継続させてもらい、体を慣らしたら良いと言ってくれた。せいぜい1週間の休み延長が限界だろうと想定していた自分としては、ありがたい限りだ。また、快適な病院生活のためにイヤホン (AKG N40) を買って会社に送ってあったので、それを持ってきてもらった。バツグンのフィット感と広めの音場、女voの艶やかさが気に入っている。

ベッドやデスクでコーディングしているところへ、度々医師が訪れた。5人チームを組んで頂いているのだが、代わる代わる、同じ話をしにくるのが面白い。内視鏡検査の結果、大腸には潰瘍が認められず、小腸に潰瘍が集中する、小腸型クローン病だと診断された。世の中には、大腸型の人と小腸大腸型の人がいる。小腸は内視鏡で隅々覗くことが難しいので、今後の治療に幾許かの不安がある。今回の内視鏡では、潰瘍の認められる狭窄部に辿りついた。更に奥を見ることも可能だったらしいが、腸管を傷つける恐れがあるため、退院後に折を見て挑戦しようということになった。代わりに、潰瘍部分まで辿りついた内視鏡から造影剤を注入し、レントゲン撮影をしてもらうことで、潰瘍の少し奥の様子を観察してもらった。数カ所の狭窄部が認められたが食事には問題ないと判断された。今後潰瘍が治る過程で、狭窄が進行することがあるらしく、その場合はダブルバルーン内視鏡のバルーンで内側から広げるか、外科手術により狭窄部分を除去することになるそうだ。

6/19朝: 重湯・豆腐の味噌汁・牛乳

6/19昼: 重湯・卵豆腐の吸い物・水に溶いた甘口の片栗・牛乳

6/19夜: 重湯・コーンと玉葱のポタージュ・リンゴとバナナのミックスジュース・オレンジゼリー

6/20朝: 重湯・豆腐の味噌汁・牛乳

6/21昼: 三分粥・卵豆腐の吸い物・里芋の煮物・原宿ドッグ・ジョア

6/22晩: 三分粥・お麩の吸い物・魚の卵とじ・シロップ漬けの桃



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