人材業界からnoteへ転職した今も、根底の想いはずっと変わっていない
人材業界で4年弱働いたあと、一度フリーランスになり、今はnoteで働いている。そんな経歴をみて、
「大分畑ちがいのところに行ったねぇ。心機一転がんばって!」
と言われることがある。
たしかに、会社が提供しているサービスも、私が担当する仕事も違う。外から見えるイメージは、もっと違うかも知れない。だけど、根底の想いは社会人一年目の時からずっと変わらない。
その想いを伝えたくて、noteを書くことにした。
* * *
社会人最初の2年間、私は人材紹介の営業をしていた。RA(Recruiting Advisor)と呼ばれる職種で、事業を拡大したいと考えている企業様に対し、どんな人を採用したらそれが叶うのか、採用するために何ができるのかを提案し、成功まで伴走するお仕事だ。
転機になったのは、担当していたクライアントさんの一言だった。
先輩から引き継いて、とある会社との初回アポに向かった。アポの中では、人事の方が会社のことをたくさん教えてくれた。知れば知るほど素敵な会社で、一年目らしく「がんばるぞ!」とアポから帰ろうとした時、こう言われた。
「まぁでも、うちの業界不人気なんで。そんなに頑張らなくていいですよ。」
RAは、一人で複数の企業を担当させていただくことが多い。それを承知の上で、「うちは決まりづらい(売上になりづらい)から、優先順位を下げていいですよ」と言ってくださったのだと思う。
私はこの一言に、納得ができなかった。
こんなにたくさん魅力があるのに、なぜ不人気なのか。それは誰が決めたのか。本当にこのままでいいのか。初めからさして期待されていないことも、諦めている空気感も、何もかもが悔しかった。
「不人気と言われている会社だって、ちゃんと採用できるんだ」
そのことを証明したいがために、人事の方からのアドバイスとは真逆に、全力で向き合うようになった。
けれども一年目の私は知識も経験もなく、ミスをしては上司から怒られ、クライアントさんからもご指摘をいただき、「なぜ自分はこんなにも仕事ができないんだ」と何度も折れそうになった。だけど、諦められなかった。
そうやって転がりながら走り続けた先に、期限内に目標数を採用してもらえるようになったこと、入社した方々が活躍されていることを知った時には、本当に、ほんとうに嬉しかった。
そのあとも、なかなか採用がうまくいっていない企業を率先して担当させていただくことになったのは、この出来事があったからだ。私の仕事の原点を生んでくれたクライアントさんだった。
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あれから5年がたった今、私はnoteで働いている。
職種は事業開発、おもに担当しているのは法人向け情報発信プラットフォーム「note pro」なので、一年目の頃とは全然違うことをしているように見えるかも知れない。でも実は、採用目的でnote proを活用いただくことも多く、向き合っていることはあまり変わっていない。
そして何より、
「人気がないから」と諦めて欲しくない
それそれの企業の魅力が、必要な人にちゃんと届いて欲しい
という根底の想いは、あの頃のままだ。
それぞれの会社には、きっとそれぞれの魅力がある。それは大きく掲げている会社のビジョンかも知れないし、社内の何気ない文化や、働いている人たちのキャラクターかも知れない。きっと気づかぬところにその魅力はたくさん転がっている。
だけどそれは、社内に秘めていても伝わらない。伝える努力をしなければ、届けたい人には届かない。そんなことはわかっていても、そこに割く時間がないくらいに人事の方々は忙しい。
だからこそ、何か手伝わせて欲しいのだ。note proならきっとできることがある。ここには、どんな魅力も自由に表現できる真っ白なキャンバスと、書き続けることをサポートする人たちがいる。
もちろん、企業の魅力を伝える手段は他にもたくさんあるだろう。発信する場所はnote proじゃなくたっていい。だけどたまに思い出してほしい。あなたの会社の魅力を一緒に届けていくことができるなら、それは何よりも嬉しいから。
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さっと書くつもりが、思った以上に長くなってしまった。暑苦しくてごめんなさい。ここだけでは全部を伝えきれなかったので、代わりにいくつかnoteを貼っておきます。
もしよかったら、こちらものぞいてみてくださいね。
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