見出し画像

【第16回】答えのその先は?

「一緒に挑戦しませんか?」
起業サポーターの税理士モテちゃんです。

この記事は、300社以上の起業に携わった税理士のモテちゃんが、起業する方法や起業後の事業のやり方をテーマに、起業への挑戦を後押しする内容となっています。

先日、新規のクライアント様が会社設立を希望されて、ご来所されました。

その方は、個人事業主の50代の男性です。

既に、事業をされていたので、起業ではありませんが、心機一転、法人として運営されたいそうです。

僕は、会社設立を希望される方に、いつも同じセリフを口に出します。

「なぜ、法人にしたいのですか?」

するとその方は「節税になると聞いたので」と答えました。

なるほど。節税のため…ですか。

そこで僕は「節税してお金を残して、何がしたいのですか?」と尋ねました。

すると、その方は「んー」と黙ってしまいました。

そこで僕は少し質問を変えました。

「あなたは、お金を誰に対して、何に使えたら幸せですか?」

その方は、少し考えた上で「妻に贅沢をさせてあげたいです。妻はずっと私の仕事を支えてくれました。そんな妻を海外旅行に連れて行きたいです。」と少し恥ずかしそうに答えていました。

その方の心にやっと触れられました。

その方が法人にする本当の目的は、節税ではなく、支えてくれた奥様に恩返しをすることだったのです。

ビジネスの目的は、沢山あります。

「日本のビジネスを復興させたい」

「貧困に苦しむ労働者を救いたい」

「環境問題を解決する一役を担いたい」

どれも壮大でカッコ良くて素晴らしいです。

でも「奥様に恩返し」って目的は、少しでもそれらに劣っていますか?

きっとこのクライアント様は、本当の目的に気付いて言語化できましたので、ビジネスを続けることはできるでしょう。

ビジネスの推進力は【想いの力】です。

内から溢れ出る【想いの力】です。

それは「なぜ?」の答えの更にその先にあるものです。

その先に何があるか、皆さんも自分の心に問いてみませんか?

本日は以上となります。
フォローをして頂けると励みになります。

それではまたお会いしましょう。
「起業して遊ぼ!」

【音声配信(stand.fm)はコチラ】

この記事が参加している募集