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【第11回】最悪だって思ったら?

「一緒に挑戦しませんか?」
起業サポーターの税理士モテちゃんです。

この記事は、300社以上の起業に携わった税理士のモテちゃんが、起業する方法や起業後の事業のやり方をテーマに、起業への挑戦を後押しする内容となっています。

「国税庁の総務課の方からお電話がありましたので、折り返して下さい。」

朝9時10分。
重役出勤で車を運転している僕のスマホに、スタッフから連絡が入りました。

「国税庁?総務課?」

税務署からの電話は頻繁にあれど、国税庁からの連絡は過去にありません。

一瞬にして脳みそが情報を整理し、そして、ハンドルを持つ握力が弛みました。

「もう終わりだ…」

実は、年間20〜30件、税理士は、脱税加担などの不適切な行為により、国税庁から業務の禁止処分を言い渡されているのです。

「見抜けなかった脱税があって、それが加担したと判断されたのか…」

運転しながら最悪のストーリーが頭を巡ります。

「業務禁止となった場合、スタッフをどうしようか…」

「知り合いの税理士にお願いしてクライアントとスタッフの面倒を見て貰うか…」

「俺はどうやって食っていこうかなぁ。サラリーマンは向いてないしなぁ。」

「でも、クライアントとスタッフを失っても、それでもまだイチからやり直せるよなぁ。」

「そしたら一人気ままに違う土地で税理士ってのも悪くないかもなぁ。web3に特化したら流行りそうだし。てかもう税理士じゃなくていいか。」

誰しもが予期せぬ事態に遭遇するものです。

そんなときに身を助ける方法の一つは『とことん最悪を考える』ことです。

僕は確かに「もう終わりだ…」って思いました。

しかし、最悪の事態を想定して、その対策を考えていくと、いつしかそれは最悪ではなくなっています。

最悪は「最悪だ」って思った瞬間が底で、あとは上がるだけなのです。

因みに国税庁の電話の件ですが、うちのスタッフが税務署に送付するはずの書類を誤って国税庁に送付してしまった件の単なる確認の連絡でした。

大体、想定している最悪は、そうそう起きないってのも真理ですね。

本日は以上となります。
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それではまたお会いしましょう。
「起業して遊ぼ!」

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