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もうすぐ春なのに「冬」の話題~本当の「岩”ノリ”」すごかった。。。

こんにちは。鶴岡市地域おこし協力隊橋本です。

これがノリ。(温海では漁業権を持った人しか採ってはいけない)


この半年ちょっとため込んだことを記載して残していこうと思います。急に書き始めましたのには理由はあります。。。それはいつか気が向いたときに。

ちょっとマーケティングっぽいお話を。そろそろ入学式になりますが、桜にランドセルは合いますよね。。。そう、マーケティングを話するときに説明に出すのが、「ランドセル」。いまや「ラン活」として1つの言葉になりビックリしていますが、このランドセル、マーケティング的には「いつから広告を出すか」というのでよく勉強会行くと出てくる商材でして。。季節商材で、「自分が使うために買わない商品」「商品選びは自分だけど、財布は遠くに住む祖父母」でもあることから使われてきたのです。それをマスコミが取り上げ、いまや。。。ということになっています。この「ランドセル」と、今から記載することと何が関係してくるか。。。
ぜひ次の「冬の年末年始」の旅行に検討いただきたい
そう思って記載していきます。。。

温海にきて感動した第1位の食べ物が「のり」

昔は厳寒期に「危険をおかして」摘む人がいたほどの海産物。いまは摘む人が減り、天然物は高級品

いろいろ情報収集しているときに出会った食材が「岩のり」。瓶詰めのあの食材でしょ?と思っていたのだが、まあ違っていた。

※イメージ(写真AC) 「↑これ」のことだと思っていた。。。

冬の日本海側はいつも凪とは限らない。冬は天気が悪いのが相場。そのわずかな晴れ間をぬって漁(採取)する。漁の時間も漁協さんから許可が出た日の「1時間」という限られた時間。
凪とはいってもそれは冬の日本海。。。天気もいいけどそれも冬の日本海。。。ときどきくるちょっと大きな波にびっくりしながら「この作業は大変だ・・・」そう思った

※パノラマ撮影 コンクリート造成されていますが、岩場中心の海の真ん中。

波があるときは、「自分を守る行動」(といっても流されないように足に力をいれるだけ)をしていたので、画像をみていただくと、「穏やかそう」に見えますが、私はそうでもなかった。。。そして地元の人は今日はほんといい日だよとと言っていた。。


これが”温海産のり”。自家用、「おすそわけ」が多いとか。

こののり、漁は採取、つまり人の摘み取りなので、1時間で物凄く多くの量がとれるわけではない。そして、のりはふわふわした植物なので、この量もあっという間になくなる。
ただこれがすごくおいしかった。(いただきました!本当にありがとうございます…!)

「のり」といえばごはん。岩のりもおにぎりも美味しいが、実は…

汁ものが絶品!味噌汁/味噌粕汁に

純粋に「のり」の味噌汁。ベースは市販の1人用味噌汁でしたが、感動でビックリした

岩のりといえば、「ごはんのお供」という印象が強かった。のりなら、もちろん、「あおさの味噌汁」はあるが、「ノリ」の味噌汁はわたしはなじみがなかった。(お寿司やさんにいっても、味噌汁で「あおさ」という注文をしたことがない)
なので、ハードルが下がっていたということを置いておいても美味しかった。

白菜いっぱいの「火鍋味」の鍋にのりをいれてみました

先にも上げたが、この「岩のり」、”天然もの”をもし、みなさんが食することがあれば、採っていただいている方の大変さに感謝して美味しく食していただいてください!

本当はこの岩のりを商品にしていろんな人に届けることができるかと思って見にうかがいましたが、実際の現場をみて、断念しました。天然資源を守ることも大切だと思いましたし、そのためには、地域でのみ食す食材があってもいいのかと思いました。
道の駅には、少量ですが、季節になるとお求めになることはできますので、もし興味ある方は足をはこんでみてください。

え?道の駅しかない?
冬、年末から2月すぎまで、お近くの温泉旅館や民宿で宿泊されると、味噌汁の中に岩のりが入ることもあると思います。とくに山形県ではタラの味噌汁「寒ダラ汁」には岩のりがセットなので、ぜひ、冬に食べにきてください。

年末年始、冬休みにはぜひ山形へ。寒ダラ汁を食べにきませんか・・・!

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