あなたとは異なる考えを持つ人々をマネジメントするには？

自分と似ている価値観の人や、モチベーションが少し違うだけの人を管理することは難しくありません。しかし、価値観が大きく異なる人を管理することは、マネージャーの経験がある人なら誰もが、「それは難しい！」と同意することでしょう。

どうすれば大きく価値観が違う人を理解できるのでしょうか？

異なる価値観を持つ人との間にある共通点を見つける最適な方法は何でしょうか？

どうすれば、感情的にならず、不快な議論をしなくて済むでしょうか？

価値観の違いの“地雷”を回避する

価値観の違う人との議論では、ニュアンスや言葉使いの違いで会話を脱線させ、誤解や対立、イライラ、そして想定外の結論にたどり着くことになりかねません。さらに悪いことに、相手が強い自己理解に達していない場合はどうでしょうか？私たちの多くは、相手の本当の動機を知らないので、この種のやりとりは私たちの意図を挫くような地雷原を超えていくようなものです。

このような会話の地雷原を回避するための地図とコンパスがあれば良いのではないでしょうか？

これはAttunedの私のお気に入りの機能です。この機能では、”対人モチベーターギャップ”がわかります。

Attunedのこの機能は、あなたとチームの他の誰かのモチベーションが相反する部分を自動的に表示します。これにより、自分とチームメンバーのモチベーションの違いを可視化することができ、地雷原を回避して人を理解しようとする客観的なデータを得ることができます。

上の例を見てください。緑の点は私のモチベーションを示してます。このデータにより、私は「安全性」、「ステータス」および「ファイナンス」に対するモチベーションが低いことが分かります。これは、それらが仕事への影響がないことを意味します。

このデータでは、私とチームの他の人では、モチベーションが反対であることがわかります。彼らが求める報酬、会話の組み立て方、仕事のプロセスの設定方法などは、私とは全く異なります。私の高い「合理性」のモチベーターが彼らをイライラさせてしまう可能性もあります。私はいつも、議論を押し進めたり、他の人の思考プロセスの中にあるロジックを探りたいと思っています。もしかしたら、彼らの意欲を削ぐまで議論をするかもしれません。

対人モチベーター・ギャップの表示を使えば、このようなことが数秒でわかり、科学的に裏づけられたデータが生産的な会話の踏み台となります。議論の前にこのモチベーション・ギャップのデータをお互いに共有することで、試行錯誤するよりもはるかに早く相互理解に到ることができます。

Attunedのこの機能のおかげで、感情的になって非生産的になってしまいがちな長い会話を何度もする必要がなくなりました。自分の価値観に挑戦されていると思うと、誰も理解されているとは感じません。自分と相手は同じ言葉で話しているわけではないため、同じ思い込みから始めていないと、そうなることがわかりました。

モチベーションの違いを知らずに、上に示したチームのメンバーとどうにかして会話をしていたとしても、おそらく、私たちは4つの全く正反対のモチベーションを持っていることに気づくことはなかったでしょう。もしかしたら、お互いの間に良い信頼関係があれば、最終的にはそのうちの2つや3つを発見することはできたかもしれませんが、その不完全なレベルの相互理解に至るまでに数週間、数ヶ月かかることもあったかもしれません。Attunedを使えばモチベーションの完全な理解に数分で達することができます。

職場が“嫌な仕事”をつくり出してしまう理由

私は、経営者の理解力の低さの両面を経験してきました。

かつて私の部下に、私とは明らかに異なる価値観を持っていたので、ほとんどの場合私を完全に避けていたマネージャーがいました。Attunedのレンズを通して振り返ってみると、彼はおそらく"合理性 "が中立的モチベーターで、"ファイナンス・ニーズ "、"社会的関係"と"ステータス "が必須のモチベーターであったと思います。

私のモチベーターはちょうど反対でした。彼は私を表面的に信頼していましたが、私の価値観を理解できなかったため、私を人として本当に信頼したことはないと感じていたと思います。 私たちは、自分たちの違いについて率直に話し始めることすら、初期の心理的安全の段階に到達することはありませんでした。

逆に、理解できない人を管理してきたこともあります。モチベーションが高くて結果を出している人もいましたが、その人たちのことを理解できていないと感じていました。1対1では、目が輝いていたり、モチベーションが上がっているのが見えたりして、私が彼らを鼓舞するための正しいボタンを押したかのように、私は達成感を感じることもありました。それ以外の時には、特別な感情を抱くことはなく、どれだけ彼らのやる気に火をつけようとしても、私は空回りしてしまうことが多かったのです。

そこで気がついたのは、たとえ気配り上手なマネージャーであっても、何かの助けがなければ、チームメンバーを理解することは難しいということです。

チームメンバーは、マネージャーに理解されていないと感じることがよくあるでしょう。これが、嫌な仕事の世界を作り出しているのです。幸せではないし、生産的でもないし、感情的なエネルギーを浪費してしまうし、この難しい対人関係の問題を「解決」しようとするシナリオを繰り返しているうちに、眠れない夜になってしまう。

それが私がサヨナラしたかった仕事の世界です。スタートアップの苦悩、バカなアイデアを聞かされ、吹っ飛ばされ、誤解され、評価されない、などなど、Attunedをここまで築き上げてきたのは、クリエイティブな頑固さの源泉でもありました。

私は、幸福がどのように分配されるかに関心があります。あなたが幸福が最高の善であることを受け入れるならば、社会正義は幸福が人々の間でどのように分配されるかについてでなければなりません。-リチャード・レイヤード（英国上院議員、社会心理学者）

仕事の世界をより良いものにするAttuned

今日に至るまで、私たちAttunedは多くのマネージャーがより効果的になり、組織がより幸せな場所になるように支援し、実際の人々が仕事をより楽しむことができるように支援しています。

私たちは皆、プライベート以外の時間は仕事に多くの時間を費やしているので、私たちの生活の中で非常に大きな部分を占めています。仕事はフラストレーションの原因となるものではなく、理解され、受け入れられ、共感され、心理的に安全であると感じ、毎日ワクワクしながら仕事に向かうことができる空間でなければなりません。

Attunedは、仕事の世界をより良いものにするために生まれました。より多くの管理職やチームが自分とは異なる人々を理解するのを支援することで、私たちは着実により良い職場を構築しています。

そして、職場でより多くの幸せを経験した人たちは、より幸せになって家族の元に帰り、その結果、私たちの世界のより多くが共感と思いやりに満ちたものになるのです。

私たちは、誰もが仕事で幸せを感じられるようにしたいと考えています。

Attunedは、「対人モチベーター・ギャップ」表示などの機能を通じて、誤解されている本質的なモチベーションの問題、さらには幸福の分配方法の問題を着実に解決しようとしています。それが私のモチベーションになっています。

Casey Wahl
Founder & CEO
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