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心の痛み

先日、延命治療をしている病院で毎度のシュチュエーションに遭遇する。

私が通院している病院の主治医は、ハッキリ言って老害です。
職場で働く看護師、看護助士、技士、運転手、受付事務そして通院する患者の多くから支持されていない。

その医者は、ハッキリ言って患者の容態に興味も無いし、職場の労働環境にも興味がない、唯一その医者のモチベーションは、その病院の院長で居続け若い研修医に医者ぶったり、同業種の医者に良い恰好をすることだけが生き甲斐です。

そして、その老害ドクターは残念ながら必要悪として10数年以上その病院に権力を維持し続けている。病院内では、若くて優秀なスタッフから辞めていく。私がお世話になった看護師や技士で、自分が優秀だと感じ将来を感じる若い人達が、その老害ドクターの癇癪とパワハラに追い詰められて転職していく。

私が通院している数年間でどれだけの優秀なスタッフが辞めたのだろうか。

私は、権力があっても、金があっても、仕事やお金や自分の弱みを突かれても、相手が人間的に尊敬できない人間は、今まで全て反発している。
ここ数年間でも、論理性の無さ、周囲の人間に対する人権無視などに関して、私自身が数度その老害ドクターと口論している。

では、私が何でその病院を転院して病院を変わらないかといえば、自分自身の基礎疾患は通院しなければ、延命できない病気であり、都内の病院数も限られており、早々医者が老害ドクターだからと言え、転々とできない事情がある。それと既にここ疾病してから最初の1、2年間で地元の病院5~6か所を色々と探したが良い医者がいた確率は、10人に1人ぐらいだった。

更に厄介なのは、私の病気は日本で患者を大量生産している。
即ち、寿命直前の高齢者をつかまえて、その担当科で取り囲み患者を国内で増やしている。寿命直前の高齢者を検査すれば、何かしらの臓器の機能低下しているは、自明の理だ。

それを日本の社会保障制度をふるに医療側が利用して、患者を大量生産している。だから、何年経ても患者がうようよ発生するので、それを対応する医療業界は、殿様商売をここ何十年も継続している。

そして、何やかんや言って、若くて優秀な医者の絶対数が少ない。優秀な人達は、大学付属病院や総合病院でそれなりのポジションで活躍されている。

必然的に一般市場で起こる競争原理が働かず、老害・ボンクラ・人でなしドクターが平然と胡坐をかける環境が出来上がっている。

患者や医療業界に勤めるスタッフ達の権利は非常に小さく、辞めたかったらいつでもやめても良いよというスタンス。そういうスタンスの病院が多いから、病院業界の医療関係者の離職率が非常に高い

IT業界や先端のベンチャー企業、その他企業では、ホワイト企業がゆっくりとだが確実に増えている。企業内のコンプライアンスが役員から正社員、関係するパートナー従業員まで徹底しているから、働く従業員や関わる顧客に対する相手を思いやる行動や考えが浸透している。

私は、IT業界が非常に長く、ここ30年ぐらいの業界変化を体感できているが、IT業界ではブラック企業やブラックオーナー、そして馬鹿管理者を上に立たせる企業は、あっという間に人手不足になる。

企業、担当者、案件自体の悪い噂が、会社に勤めている会社員からフリーで独立しているフリーランスまで秒速でその噂が数日から遅くても半年以内に業界内で伝達されるから、ブラック体質の企業は必然的に優秀なパートナーやエンジニアが確保できずに優秀なサービスの質を維持できずに時間と共に倒産している。

逆に優秀なホワイト企業には、少子高齢化でも将来ある若手達が集まるので、ホワイト企業は更にホワイト企業になっていく。

病院の話に戻そう。

都内の大学付属病院では、優秀な若いドクターや医療スタッフ達は、自然な競争いが起きており、コンプライアンスを意識できないスタッフは速攻問題視される。これは比較的権力のある医者でさえ、問題があれば問題しされます。もし、家族に大きな病気に掛かった場合にはGoogleの口コミの良い大学付属病院の受診をお勧めします。

そして、先日患者に興味の無い主治医が、研修医に恰好を付けたいがためのそれらしい注意をしてきた。全然自分に起きている体調の変化や状況を捉えておらず、論理性がゼロの発言をした。

またかよ。と思いつつ、

1.たいぎぃんじゃわりゃ!
2.いつもありがとうギョざいます。
3.・・・・
4.(テヘペロ。)すいません。

心の中では、1.の返答が頭によぎる。そして、優等生であれば2.の返答であろう。残念な事に私は一番心の違う4.という返答を選択した。

心が痛んだ。


病院の関係者そして患者のほぼ全員が、この老害ドクター変わって欲しいと思っているのにも関わらず、辞めれば?移ればという強迫に屈する小さな自分がそこにいた。

治療を終わった後、足元を見られた嫌な感覚が心に残った。
治療終了時に、仲の良いおじさん技士に素直にその日の本音を全て話した。

「人間、心の本音と違う言葉を発すると駄目ですね。
老害や権力者にちょっとした人権を無視される事を自分が受け入れると
心が死んでいきますね。(笑)」
「従業員の人達も俺より大変ですよね。ちょっとした小さな心の痛みであっても、その回数が数百とか数千とかされるんですよね。経った1回の心の痛みが小さくても積み重なるとヤバいっスね。」

・・・

病院を始めとして、昭和の封建社会・縦社会・老害社会が未だ色々な分野で残っている。時代の変化している最中とはいえ、未だ古の文化で生きている人達が多い。

何を書き残したかって?

普段皆様が感じられる仕事や人付き合いの心の小さな痛みを無視しないで欲しいという事です。

最初は、小さな心の痛みでも何百、何千と積み重なると心が悲鳴を上げてしまいます。仕事や家庭では、我慢する事も大切なのは事実ですが心が死んだり、感情が無感傷になるよりは、自分の心に正直でストレスフリーで生きて欲しいと感じます。

我慢するのが大人になること、社会だっていうそいう世の中は嫌だ。

私はここ数年間で治療によって腕の注射の痛みは、肉体が慣れてきた。
ただ、心に刺さる注射針は、何年経ても痛かったし嫌な経験です。

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