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勉強し続ける社長

私の同級生である知人は、IT関連で社長をしている。
私が基礎疾患を患う前に再会した時には、考え方、経験、知識、人としての在り方全てについて未熟な社長だった。

簡単にいうと若い人を抱えて責任ある立場で、リーダーシップを取り若手達の仕事を確保し、その労働環境を良くして顧客に最大限貢献しチームを成功に導くという経験が圧倒的に不足していた。

私は5年以上前に社長の欠点を全て見抜いていたが、経験していない人に言葉で説明しても理解でき無いので、以下2点をアドバイスとして送った。

・尊敬できる経営者から謙虚に学ぶ。
・有とあらゆる名著を読み漁る。

そして、具体的な名著数冊とマークすべき著者を数人上げてパワポにラフに纏めてメールで送った。

それから数年経て私は闘病生活で色々な稼働や勉強量が圧倒的に落ちている最中、その社長はここ5年以上死ぬほど勉強している。

・殆ど寝てないだろうという位、仕事と勉強に時間を費やしている。
・1週間に数冊ベースで書籍を読んでいる。
・1週間に複数回、有益だと思う経営者会議や公的な会合に参加して社会貢献に関しての異業種分野の意見交換会に積極的に参加している。
・兎に角考える、働く、動く

そして今、決算を10期以上迎えているが数年前と比べようの無い位に成長した。数年前は私の方が圧倒的に経験値が高く、キャパシティも大きかったが今では彼の方が圧倒的にその能力が高くなっている。

客観的にみて社長や経営者という次元ではなく高僧を目指した生活を送っている。そして、素晴らしいと思うのが、受動的な時間を一切送らず能動的な時間を優先している所でしょう。

『受動的な時間』
・オンラインゲーム、ソシャゲ、映画、TV、SNS
・競馬、賭け麻雀、パチンコ、スロットなどの博打。
・受け身の会議、意味や価値が薄い人との会合
・周囲に合わせるためのエンターテイメント
・寂しさを紛らわすためのSNS、飲み会
・安易な快楽を得る時間

『能動的な時間』
・自分が気になった又は人に推薦された書籍を読む。
・異業種でも社会貢献が高い人々との付き合い。
・考えさせられ、意見交換できる経営者との会合
・顧客や従業員との積極的なコミュニケーション
・週末の子供との会食やコミュニケーション
  (子供に付き添うエンターテイメントの時間はとります。)
・自分がやりたいと思った事を行動する。
・できるだけ歩く事に努める。

傍からみると、勉学意欲旺盛でスタミナが無限にある学生のような青年にみえてくるときがある。もう少し、ボケ~として睡眠時間を多めにとってノンビリする時間を取れよと声を掛けたくなる時がある。

本人は、身体が疲れて自然に横になるまで動く、考えるを徹底的にやっている。

私は闘病生活に入り、他人より寿命が短くなったり、体力や気力が低下して気が付いたのですが、知人の社長のようにアラフィフになって24時間365日を仕事・勉強に費やす気力を持ち続けるのが本当に大変です。

年老いて、身体がポンコツになっていき、気力も衰えてくると本当に前に向いていく事が難しくなっていきます。

目的を持って学習するという行為は必ず数年後に結果として結びつきます。その成功が、仕事、お金、幸せ、目的達成、何かは分かりませんがの主体的な時間の使い方は、結果に繋がると思います。

読者の皆様がおいくつが存じ上げませんが、『受動的な時間』で人生を浪費するより、『能動的な時間』で自分自身を成長させる方に時間をシフトさせると今とは違った充実感を感じるでしょう。

その社長が社会的な成功を得たら、その時このnoteで思いっきりマウントでもとって、いきりたいと思う。

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