見出し画像

承認の贈与は利子付き債権に似た効用がある vol.21

些細な自分への承認に対する効用が自分の中で何倍も膨れ上がる経験をした。

僕は税理士受験勉強の傍、塾講師もしていて、そこでとある中学生の姉妹を担当しているのだが、妹さんに
「お姉ちゃんが先生の授業が1番わかりやすいって言ってたよ!」
と言ってくれたことに嬉しくなってしまい、照れた顔を笑われた日があった。
その日の家路で何度もそのことを思い返して嬉しいなぁと思った時に新たな発見をしたので共有したいと思う。

1つ目は、直接よりも間接的な承認の方が響きやすいということ。
つまり、本人に直接褒められるよりも他人を通して評価される方がより強い効用があるということ。
2つ目は、褒められた言葉はこの一言でも、自分の中で反復して思い出すたびに何度も評価されたのと同じ錯覚に陥るということ。

これを言われた僕としてはなんとしてもこの姉妹を志望校に受からせたくなるし、お互いwin-winになる。
こんなにすごい化学反応がたった一言で生まれているというところに言葉の力を感じ、色々な人を承認する人が最終的に最も幸福な環境を作りやすいというのも納得であると思った。

応用として、自分が評価したい相手の評価は、その人の身近にいる人に言いまくるのが最適解。
これを色々な人にすれば、あらゆる角度で回って返ってくるのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?