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新譜リリースまでの苦悩

urio bandの2nd EP『羅針盤』が配信リリースされてから10日が経ちました。
今作も楽曲制作からレコーディングまで全曲がっつり関わらせてもらってます。
聴いていただけましたでしょうか?

インスタの方でも軽く書かせてもらったのですが、今作はリリースまで辿り着くのに結構苦しみました。
そのことについて書いていこうかな…と。

もちろん作品としては納得の完成度で、そこに関して何かあるわけではありません。
むしろ苦しんだ分、良い意味でかなり攻めた作品になりました。

あくまで個人的なメンタルの調整が難しかったという話です。
少し深掘りしていきますね。

集中するタツヤ氏
感情込めるウリオ氏


僕は10年前に音楽業界から一度身を引いた人間なのですが、今年2月のurio band始動を機にベーシストとして再開することを心に決めました。

前作(2月リリースの作品)に関しては、自身が弾くことを周囲にも公開せず進めていたのでプレッシャーもなく、自由気ままにアレンジすることができました。
スリーピースという形態も自身にとっては初めてでしたが、さほど気にせず完成まで至りました。

公開されて以降、関わる人や再会する人が増え、自身のアレンジ(ベースのフレーズ)に関して良く評価してくれる声もたくさんいただきました。
とても嬉しく受け取っていたのですが、いざ新作の制作に入った際、

アレンジが全然思いつかない...

きっと「良いアレンジをしないと」というプレッシャーを勝手に感じていたんだと思います。

・自分らしいフレーズとは
・この音は本当に歌を生かせてるのだろうか
・全体アレンジがシンプルな時はベースで個性を出さなければ

などといった考えが無限にループしてしまい、最適解が見つからずにリアレンジの繰り返し。
ドラムとギターと歌のラフ録りを聴きながら、ひたすら1人でパソコンに向き合う日々。

録り直し400テイク目…
(全曲これぐらい試行錯誤した)

録って聴いて考え直してまた録って…
を延々続けて、納得いく形になるまで本当に苦労しました。

その中でも特に苦労したのは、前述したように何とか絞り出した自身のアレンジがurioの描いているイメージと重ならなかった時の修正です。
何時間もかけて考えた複雑なベースラインが結果的にシンプルなルートになった箇所もあれば、その逆もしかり。

もちろんそれは悪いことではなくて、あくまでurioのバンドでありurioの楽曲なのでそうあるべきですし、
なんだかんだurioのイメージに寄せた形が結果的に1番良いものだったなと心から思えます。
毎度思い知らされますが、ゼロからイチを生み出す人のイメージには敵いません。


いつかボツになったアレンジを聴いてもらう機会を作りたいな。
全然違いすぎてきっと面白いはず。

レコーディング終了直後、エンジニア福山さんと共に
(オバショット2人)


とまぁ少し逸れましたが、こんな感じで楽曲が完成するまでに見えないところで苦しんでました。
でも苦しんだからこそ越えた先の達成感もあり、完成した時の喜びは半端なかったです。
だからこそ完成して終わりではなく、想いを込めた楽曲達が、聴いてくれた方のチカラになれるように、まだ見ぬあなたを救えるように紡いでいきます。

まずは明日、ライブとして届けにいきます。
嬉しいでも悲しいでも楽しいでも苦しいでも、どんな感情だっていい。
ありのまま、あなたの感じるままに受け取りに来てください。


てかurio bandとしては2ヶ月振りのライブなのか…
制作に追われて悩みすぎてあっとゆう間やった。
あ、そもそも配信リリースはしたけどCDは会場限定やから明日から発売ですね。
全然把握してないのにあーだこーだ偉そうに言ってすみません…笑
毎度自身のポジショニングを見失ってしまう…


とりあえずあーだこーだ言ったついでにもう一つ残しておくと、これからurioは大小問わず多くのチャレンジをしていきます。
12/4の大阪城音楽堂でのイベント『ミライイニ』の解禁もありましたが、明日のレコ発ライブでも新たなチャレンジをします。
何かは当日のお楽しみで!!


noteは感情が溢れたタイミングで一気に書いちゃうので完全に不定期ですが、自身の思考の整理もできるのでいいですね。
自身だけではなく、誰かのお役に立ててたらより幸いです。

取り留めのない文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日のライブ、楽しんできます!!

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