税務調査で資料を預けると不利になる?
税務調査では資料を預けることもあります。
預けると不利になるから嫌だと思われる人もいます。
実際はそれほど変わらないです。
資料を預けることもある
税務調査では資料を預けることもあります。
税務調査は一日では終わりません。
数年分の資料を一日で全部確認するのは無理だからです。
個人の税務調査の場合は資料を預からせてほしいと言われることが多いです。
資料の確認のために何日間も時間を取らなくてはいけなくなります。
税務調査のために仕事を調整して時間を作る必要がでてきてしまうので、それを考えたら資料を預けてしまって税務署内部で確認してもらうことも検討すべきでしょう。
税務調査の当日は聞き取りがメイン
税務調査の当日に資料を細かくチェックすることはあまりありません。
調査当日に領収書や請求書などを細かく確認、などはしないのです。
どのような資料があるか、何を見れば正確な金額を把握できるかを確認しますが細かいところまでチェックはしません。
主に行われるのは本人に対する聞き取りです。
事業の内容、どうやって確定申告書を作成していたか、資料の保存状況など本人と会ったときでないと聞けない情報を聞き出すのです。
本人から聞き出すべき情報をすべて聞くことがメインになります。
本人から聞くべきことをすべて聞き出せば後は資料の確認だけとなります。
資料の確認は預かって税務署内部で行えばいいわけですから。
資料を預けると不利になる?
みなさん心配されるのが「資料を預けたら不利になるのではないか?」です。
税務署内部でじっくりと細かくチェックされてしまうのではないかと不安になるのです。
たしかにゆっくりと確認されることとなりますが、不利になってしまうようなことはないと感じます。
もし預けなかった場合にはすぐ終わるというわけではありません。
必要なチェックが終わるまで時間を作り何度も税務署と会わなければいけません。仕事を調整して税務調査のために時間を作るのはかなりの負担です。
資料を預けないから細かいところまでチェックされない、ということもありません。
もちろん絶対に預けないといけないわけではありませんから断ることもできます。
必要になればすぐ返却してもらえる
資料を預けても必要になればすぐ返却してもらえます。
実際、預けた2日後に過去の取引履歴を確認する必要がでてきてすぐに返却してもらったこともあります。
預けてもすぐ返却してもらうことも可能なのです。
結局のところ、資料を預けたから不利になるということもないでしょう。
預けた方が早く終わる可能性が高いですし、預けることも検討した方がよいです。
最近はデジカメを持参しているケースもあります。
もし調査官がデジカメを持っているなら必要な資料を撮影してもらうことも良いでしょう。
ただデジカメだと後で「ちゃんと撮れていなかった」と言われてもう一度時間を取らなくてはいけないこともありました。
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