税金が払えないときは必ず相談する。ほったらかしはダメ
税金が払えないとすぐ差し押さえされる、と考えている人が多いようです。
相談をしていればすぐ差し押さえされることはありません。
ほったらかしにするのではなく、ちゃんと相談することが重要です。
税金は一括払いが原則
原則として税金は一括払いです。
もし、税務調査などで数年分の税金が発生し多額になったとしても原則は一括払いです。
中には住宅ローンかと思うくらいの金額(数千万円)の税金が発生してしまうこともありますが、それでも原則は一括払いです。
税金は払えない金額が発生することはない、という考えです。
税金を払った後の金額で生活をする、ので払えないはずがないということなんですね。
500万円利益が出て税金を100万円支払って残りの400万円で生活をする、という考えです。
現実的にはこのような計算通りに行くことは少ないのですが・・・。
一括で支払えないのはなぜ?
税金が払えなくなるのは、本来は納税すべきお金を生活費などで使ってしまっているからです。
単純に「使ってしまったから払えない」ということですね。
もちろん個別な事情などですべてが当てはまるわけではありませんが、たいていは「使ってしまったから払えない」です。
とにかく相談する
税金が支払えないときには必ず相談するようにしましょう!
無視するのは絶対にダメです。
税金が払えない場合は差し押さえをされるのは間違いありません。
ですが、そこまで行くまでには段階があるのです。
督促状などが届き「税務署に連絡してください」と通知があります。
ずっと無視していると差し押さえされることとなります。
著者も多額の税額が発生して相談を受けることがありますが、実際に差し押さえをされたという話は聞きません。
それは、ちゃんと税務署に相談をしているからです。
一括で支払うのは難しいことを相談するのです。
相談すると財産状況などの聞き取りなどがあり、分割での支払いに応じてもらえます。
新型コロナウイルスの影響で納付が難しい場合には猶予制度もあります。
→ nta.go.jp/taxes/nozei/nofu_konnan.htm
どうせ払えないからとほったらかしにするのが一番いけません。
税務署は相談すれば話を聞いてくれます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?