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税務調査の連絡があったら何をすればいい?

税務署から税務調査の連絡があった場合には何をすればいいでしょうか?
まずは慌てないことが大切です。

税務調査が初めての方向けに記事を書いています。
→ はじめての税務調査。税務調査の基本

通常は事前に連絡がある

税務調査が行われるときには通常は事前に連絡があります。
稀に何の連絡もなくいきなり税務署が訪ねてくることもありますが、基本的には事前に連絡があります。

事前の連絡は電話や手紙です。
確定申告書に電話番号を記載してあればその番号にかかってきますし、電話番号を書いていない場合には手紙が届くことがあります。

その手紙には「○日までに担当者に連絡してください」と書かれています。

事前の連絡では
・税務調査を行う旨
・担当者
・何年分を調査するか
などいくつかの項目を告げられます。

そこで日程調整も依頼されることとなります。

強制捜査のように一方的に行われるのではなく、仕事の都合など考慮して日程調整することが可能です。

税務調査の連絡があったらやるべきこと

税務署から税務調査の連絡があったら

・まずは最初に告げられたことをメモしておく
・日程調整をする
・資料を用意する
・間違いがないか見直す

これらをする必要があります。

告げられたことをメモする

まずは税務署から連絡があったときに告げられたことをメモしておきましょう。
担当者、何年分の調査か、所得税と消費税の調査、など告げられたことをメモしておきましょう。
特に担当者がわからないとこちらから連絡するときに不便です。

日程調整をする

最初に税務署から連絡があったときに、税務署側から日程の提案をされることがあります。
後述するように資料の準備なども必要となりますので、できれば余裕をもっておきたいところです。

仕事の予定を優先して構いませんがあまりに先延ばしするのはやめた方が良いです。

資料を用意する

必要なものは、領収書やレシート、請求書、通帳、帳簿などです。
最初に税務署から告げられた年数分を用意する必要があります。
帳簿は要件を満たしていればデータ保存でもいいのですが、そうでない場合は印刷しておく必要があります。

間違いがないか確認する

提出している確定申告書に間違いがないか確認しましょう!

これが非常に重要です。
ご自身で確定申告書を作成している場合には「とにかく提出する」ことを目的にしていることも多く、間違いが多いこともあります。

作成しているときには気づかなった間違いも時間が経ってから見直すことで間違いに気づくこともあります。

間違いがあったら

見直しをしてもし間違いがあった場合には修正することができます。

修正申告をすることも検討しましょう。

軽微な間違いであればそれほど問題はありませんが、大きな金額が違っているような場合には事前に修正申告をしておいた方が良いかもしれません。
事前に正しいものに修正しておくことで調査を早期に終了できる可能性が高くなります。

さらに加算税も変わってくることがあります。
加算税というのは間違いがった場合に課せられるものです。
よく「罰金」などと言われるものです。

税務調査の連絡があってからでも修正申告をすることは可能です。

万が一、脱税などをしているような場合には早急に修正申告をするようにしましょう!

加算税については別記事にしていますので参考にしてみてください。
→ 過少申告加算税・重加算税・無申告加算税が改正された

自分で対応が難しければ相談を

税務調査は対応次第で大きく結果が変わってくることがあります。

・しっかりと準備していたか。
・調査の対応をしっかりと出来たか。
・税務署から言われるがままではなく税法に基づいて判断できたか

などにより結果が大きく違います。

特に難しいのは「税法に基づいて判断できるか」です。

税務署から「これは経費になりません」と言われたときに本当に経費にならないのか、を税法に基づいて判断する必要があるのです。

もし、自分だけでの対応が難しい場合には税理士に相談した方がよいでしょう。

もし納得できないことがあるなら抗議しないと認めたと判断されてしまうこともあります。

少し細かく書いた記事がありますので参考にしてみてください。
→ 抗議しないと認めたと判断されることもある

税理士に相談されるのであれば、できれば途中からではなく調査が始まる前に相談された方が良いです。
調査が始まってからでは出来ることが限られてしまいます。

私も税務調査の相談をお受けてしておりますのでお困りでしたらご相談ください。
→ ご相談はこちらから

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