雑記

なんど時を重ねても夏の夜の甘美な匂いに酔ってしまう(べきである)。
酔っ払っては爛れ、耽っては埋もれ、そのいつも特別で確かな感触が、
僅かな、だけど余分な重みとして纏わるのはいつも海馬か胴回りか。
して今宵、雨上がりの夜、夏の終わりを控えめに唄う虫の声で、
僕の300日の夏待ちの日々がまた始まりを告げたのであった。りんりん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?