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水底の橋

2020 / 6 / 22

※この記事は1分で読めます。589文字

こんにちは。

上橋菜穂子さんの『 鹿の王 水底の橋 』を読みました。

 水底は “ みなそこ ” って読むのね。

    『 狐笛のかなた 』に出てきた言葉だ。

鹿の王のタイトルなので、ヴァンやユナのその後の話かと思いましたが、ホッサルやオタワル医術を取り巻くお話でしたね。

 今回も楽しませていただきました。

現皇帝の後継者争いの中に、
オタワル医術を残そうとする者たちや、排除しようとする者たちとの争いが加わって、渦に巻き込まれていくホッサル。

そして、
気になるホッサルとミラルの仲。
 そこに現れる梨穂宇という女性。
ミラルは、父ラハルから何を言われたのか。

さらに、
志津弥という女性が患っていた関節熱という病は、関節リウマチでは?
 あぁ、感情移入。。。
ホントにつらいんだよね。


タイトルの “ 水底の橋 ” って、作品中に出てくる橋だけの意味じゃないでしょうね。
それを探る旅はいかがでしょうか。

今回は時期的に、文庫版あとがきや解説が、あの感染症に対する我々へのメッセージになっていますので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

人・人感染症への上橋さんの思いを読んで、「 だから黒狼熱だったのね 」と納得し、もう一度『 鹿の王 』から読み返します。

ではまた。

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