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【サッカー戦術分析】バルサ教オシム流派

今回は育成流派に関する話題。
私はジェフユナイテッド千葉サポーターであり、特にイビチャオシム監督を信奉しています。「多色ビブス着せるぞ!」は私のよく口にするジョークです。

オシムさんがいわゆる反ビッククラブのスタンスを貫いていたこともあって、世界一のビッククラブとも言えるバルセロナは興味の対象外にありました。もちろんスペインサッカー自体も「いわゆるティキタカでバルサっぽいサッカーでしょ」ぐらいの知識しかありませんでした。

子供のサッカー指導に付き合うことになって、正しい指導法の知識をインプットするために、海外クラブのトレーニング動画や海外の育成年代向けのトレーニングメニューをリサーチしているうちにバルサの育成年代向けトレーニングメニューを紹介する動画に辿り着きました。

すると驚くことにそこには多色ビブスを着てロンドを中心としたメニュー、オシムさんのトレーニングメニューによく似たものが数多く紹介されていたのです。

オシムさんの練習の特徴は「オシムのトレーニング」にも紹介されているように、ポジション・役割ごとに異なる色のビブスを着た、ロンドを中心としたトレーニングメニューです。

しかも、羽生や巻などオシムチルドレンと呼ばれる当時の選手達がよく口にする、オシムさんに「なぜ、行かないんだ」に叱咤されピッチ外の選手が自分の判断でサポートに行く状況に近いメニューが多数紹介されています。

バルセロナのロンドメニュー "RIVAL RONDOS"

オシムさんはクライフに影響を受け、自身もトータルフットボールに近いGKすらフィールドプレイヤーのようにプレーするサッカーを2006年当時から志していましたが、クライフを源流としてバルセロナとオシムさんのサッカーが結びついた時、敬遠していたものが実は自分の敬愛するものと身近だったことに気が付いた時、とても奇妙な感覚に包まれました。

こうした経緯を経て私のオシム流の探索、その源流であるバルサ流、およびスペインサッカーへの探求がスタートしました。今後少しずつスペインサッカーの育成について触れていきたいと思います。

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