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【ベガルタ仙台 選手採点】第2節 V・ファーレン長崎

はい、今週も更新。まずは2週連続の更新を褒めたい。
でも今週はルヴァンカップが開幕。気づいたら明日が試合。ルヴァンはチャンネル契約してないとはいえ、1試合でも遅れると書くやる気が削がれるので注意です。
そんなこんなで本題へ。

スタメン

ベガルタ仙台

前節は大分に1‐1でドロー発進。とはいえ、失点が疑惑のオフサイドだったので実質勝利だったのでメンバーの入れ替えも少なめ。
守備陣からボランチまでは前節と同じメンバー。前節途中出場だった郷家が右サイドに入り、左にオナイウが変更。
一番のサプライズはエロンが第2節にしてスタメンとなったこと。途中出場から徐々に慣らしていくいくのかと思ったので、これは驚き。もうスタメンで出れるほどコンディションがいいのか、試合に出しながら整えていくのか、おそらく後者だろうが、どっちにせよ楽しみなことには変わりはない。

ベンチには前節ゴールをあげた相良や新加入の知念と有田も入りました。

V・ファーレン長崎

カリーレ監督が二重契約騒動でドタバタになり、開幕前に大きな方針転換が求められた長崎。とはいえ、そうなることを見越して、下平監督をコーチに迎えて、案の定監督に据えるあたり抜かりない。
今年は秋に新スタジアム完成も控えるため、チーム・サポーターの今年に掛ける期待値は高まっているだろうと予想。

前節ドローでまずまずの開幕というのは仙台と同じ。今節はホーム開幕戦で、1万人以上のサポーターが詰めかけているため、勝利で応えたいという思いは強いはず。
メンバー見ると相変わらずよく見る名前ばかり。そういや、去年は長崎を2位予想にしてたっけ(去年の1位予想はどこにしてったけ、、いや調べるのはやめておこう)
去年の得点王フアンマには去年終了間際にやられてるので要注意。ベガルタ関連では名倉がスタメンに名を連ねております。そしてベンチには外国人が3人も控える。豪華。エジガルが出れないとかズルくね。

下平体制に変わったことで戦い方は変更になる。自分の知っている下平サッカーは後ろから繋ぐサッカー。どこまで仕上がってきているかがポイントかな。
でもって、去年は長崎にダブル喰らってるんで、今年はそのリベンジもかなえたい。

戦評

一進一退の前半終了間際に先制し、後半に途中出場の選手が追加点、終盤に1点を返されましたが、そのまま逃げ切って、2‐1で勝利
2024年シーズン初白星はもちろん森山監督のリーグ戦初勝利です!

序盤は仙台のハイプレスが効いてましたが、時間がたつにつれて一進一退の攻防となった前半。前節の大分に比べると相手のスピードが早かったので、応対に苦戦するシーンもありましたが、長崎のサイド攻撃に対しても髙田と石尾が粘り強く相手についていって球際も譲らない守備で決定機は作らせず。特に右サイドの髙田は笠柳に仕事を全くさせず、封じていた。
前節に引き続き、相手に走り負けないという強い気持ちを感じる守備でした。

攻撃でもエロンが意外にポストプレーがうまくボールが繋がっていた。裏抜けだし系の選手かと思ってたけど、体躯が強くボールが収まる。菅田の得点のときもファー詰めしてたし、ポジショニングも良さそう。
ただ、中島がボールをもらいに下がった時にエロンと郷家のポジションがかぶっていたりするのも見受けられたので、その辺は今後の調整事項と思った。いずれにせよ、器用な選手そうなので今後のコンビネーションが楽しそう。

でも今節の最大の収穫は中山のゴールかな。あのボレーシュートは痺れた。相良が反転しながら感覚で上げたクロスだったので、相手守備陣がエアポケットに入ったような瞬間に一人だけ反応していたのが中山。準備していたといよりもゴールへの嗅覚が反応した、というほうが正しいでしょう。これが中山に戻ってきたのが本当にうれしい。
去年戦術に合わず、一年間苦しんでいたストライカーが第2節にしてゴールが生まれたのはかなり大きい。しかも流れの中でのゴール。当たりだしたら止まらない系のストライカーだと思うので、これをきっかけにゴールを積み重ねっていってほしい。
相良も直前に中島からのプレゼントパスをバーに当ててしまう、選手もサポーターも頭を抱えるシーンを一発で取り返した、ナイスアシストでした。

足が止まってきた終盤は長崎の反撃を喰らいながらも最少失点で凌ぎ切ったのは評価点。去年は試合終了直前に決勝ゴールを挙げられてしまった過去もあるだけに、失点後に選手を入れ替えながら追加失点を許さなかったのは成長とみていいでしょう。

交代選手を見ても、知念や有田など新加入の選手をうまく使いながらの逃げ切りだったのでこの辺りはベンチワークもよかった。ベンチも含めて、チーム全体としてつかんだ初勝利。去年の後半戦の良くない空気を早いうちに払しょくできて本当に良かった。選手もそうだけど、サポーターのほうが待ちわびていたのかもしれないけど、久しぶりにいい週末を迎えられました。

負けなければいいか、と思ってみていた九州アウェイ2連戦を1勝1分、勝ち点4を持ち帰ることができました。
チームの雰囲気の良さを感じた試合内容で、それが結果にも繋がって。
次節はホーム開幕戦ですが勝たなきゃいけないという使命感からは少し解放されたはず。こういう小さな積み重ねをしながら、成功体験と勝ち点を積み重ねながら、序盤は進んでいけるのがベスト。

週末のホーム開幕戦前にルヴァンカップもあり、開幕2連戦で出番がなかった選手たちの出場機会が増えることが予想されます。出場選手には大いにアピールしてもらって、森山監督を悩ませてほしいですね。

最後に長崎の感想を4つ
・試合しながら戦術を浸透させてるからか、全体的にパスミス多かった
・増山、90分間スピード落ちなかったのは敵ながらあっぱれ
・松澤が後半だけの出場で助かった
・フアンマの動きは去年の中山を見てるようなだった。今はエジガルのほうが戦い方にマッチしそう

評価

今季初勝利なので、前節に引き続き6.0以上をつけた選手が多い
MOMは菅田
。先制点のヘッドもそうだけど、フアンマに対して当たり負けせず相手にチャンスを作らせなかった。攻守で効いていた選手でした。

そして少ない出場時間で2点目を取った中山もMOMと同等の評価。相良も評価したいがフリーのチャンスを外してしまった分、ちょっとマイナスしました。

スタメンでは失点は許したけれどもカバーリングでチームを助けた小出、サイドの攻防で質の高いプレーを見せた髙田、石尾の両サイドバック、ボールハントが目立ったボランチの工藤、好調な動きが見せている中島も良かった。
オナイウは前節の活躍もあり相手のマークが明らかに厳しくなってましたね。

GK 33 林 彰洋 5.5
DF 2 髙田 椋汰 6.0
DF 22 小出 悠太 6.0
DF 5 菅田 真啓 6.5
DF 39 石尾 陸登 6.0
MF 17 工藤 蒼生 6.0
MF 37 長澤 和輝(88'OUT) 5.5
MF 11 郷家 友太(70'OUT) 5.5
MF 27 オナイウ 情滋(88'OUT) 5.5
FW 7 中島 元彦(82'OUT) 6.0
FW 98 エロン(70'OUT) 5.5

FW 9 中山 仁斗(70'IN) 6.5
MF 14 相良 竜之介(70'IN) 6.0
MF 23 有田 恵人(82'IN) なし
DF 19 マテウス モラエス(88'IN) なし
DF 20 知念 哲矢(88'IN) なし

監督 森山 佳郎 6.5
「仙台よりも前評判の高い相手」に対して選手を入れ替えながら勝利。順位予想とか気にしているのが意外。ベンチの雰囲気もいいので、この調子で次のホーム開幕戦も勝って、2連勝といきたい

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