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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第9節 藤枝MYFC

連戦最終日。
満開とまではいかなかったですが、桜の開花時期とも重なりいい天候での試合となりました。(SNSで挙がってた写真を見た限りの情報)

藤枝は首都圏からまだ近いといえる距離なので、関東サポーターも多く来場していた様子。
私はというと、車で移動する距離の試合の参戦はパスしてるので大人しくDAZN観戦です。高速飛ばせばいけなくはないですが、そこは家族の許可を取るのが難しいのです…

映像見る限りではホームよりもアウェイのほうが多いんじゃないかと思うほどの仙台サポーターで埋め尽くされていました。
今年は関東サポーターが参戦できるスタジアムが少ないから、参戦するサポーターも多かったんでしょう。ベガルタゴールドで埋め尽くされているのを見ると誇らしいですね。

では本題へ。

スタメン

ベガルタ仙台

前節はホームで愛媛に先制しながら後半に2点を失い、1‐2で敗戦。ついに今季初黒星となりました。依然としてリーグ最少失点ではありますが、サイドを崩されて立て続けに失点してしまったのでそこは修正点。
開幕からいいスタートを切れていたので、連敗も避けたい中で迎える藤枝戦となりました。

藤枝MYFCとの対戦は1分1敗。特に去年のアウェイは先制しておきながら終盤に2点を立て続けに取られて逆転負け。ホームでは相手に退場者がいながら崩せずドローとあまり良くない印象。苦手意識も出したくないので、そろそろ勝っておきたい、

スタメンは前節から5人を入れ替え。
知念、松井、松下、鎌田、エロンが外れて、小出、工藤、長澤、相良、中山が先発復帰です。
前節入れ替えた選手をスタメンに戻して前々節の横浜FC戦のメンバーに戻した形です。これが現時点ではベストメンバーということでしょう。攻守のバランスを考えると納得の人選です。

藤枝MYFC

直近2試合は0‐3で敗戦し、2連敗中。守備の立て直しをしないといけない一方で、ここまでのリーグ戦では得点数3はリーグ最下位。
攻守両面で課題を抱える中で迎えるホームの試合で流れを変えたいところでしょう。

さて、藤枝に関してもあまりわかる選手いないです。
去年の試合で決勝ゴールを許した矢村と古巣対戦となった大曽根、名前が印象的なシマブク・カズヨシぐらいしかわからないけど今年も活きのいい若手が入ってるんでしょう。

大曽根は仙台時代は出場がなく、藤枝に武者修行してそのまま移籍となったので、この試合で初めてプレーしているところを見るので、どんなプレーをするのか楽しみ。
大学時代はドリブラーで名を挙げた選手と記憶しているので、藤枝のスタイルとも合ってると思う。古巣相手に活躍してほしい気持ちはありますが、恩返し弾だけは避けなければいけない。

戦評

1‐1で引き分け。決定機の数もほぼ同数で、ドローは妥当。両チーム、連敗にならなくてよかったという試合でした。

開始から仙台が相手の中盤の選手を捕まえきれず、藤枝が主導権を握る形でゲームが進んでいきました。GKの北村のキック精度も高く、キック力もあるのでGKから最前線の矢村の裏のスペースへ一発で通らせたシーンもあったりでかなり劣勢でした。
相手の時間帯だけどこのまま失点せず、時間を過ごせればと思ったんですが、そううまくはいかず。クリアのし損ないが味方にあたり、相手の前にこぼれるアンラッキーも重なり失点をしてしまいました。

先制されてからは仙台のボールが持てるようになり、落ち着いてゲームを進めることができました。
藤枝が先制するまでの勢いを持続して、追加点を狙ってガシガシ来られてたら危なかった。藤枝が前半は無理せず進めることを選択してくれたので助かりました。

仙台の攻撃はサイドから。右は髙田、左は相良が高い位置を取りますが相手の中央を崩すことはできず得点機会は訪れず。
最終ラインの小出や長澤からサイドにいいボールを配給してチャンスメイクはできてましたが、そこから先に繋げることができずに前半終了。

後半は仙台ペース。追いつくべしと仙台が圧を高めて攻撃に転じた中でセットプレーを複数獲得。そのセットプレーのこぼれ球から相良がシュート~中山が押し込んで1‐1の同点。
中山がゴールを奪える位置にポジショニングできているのは調子がいい証拠。相良も引きつづき、ゴールに絡めているのもよし。この日はこぼれ球だったけど、相良と中山の関係性が今年の仙台の得点パターンとなりつつあるってことでしょう。

追いついた勢いで仙台が逆転を狙い攻撃の出力をさらに高めるために交代カードを切ったが結果的にはこれがうまく機能しなかった。中山と中島が下がった65分以降はボールを回せるが崩せないというもどかしい時間帯が続いた。相手のエリア内でボールを回してるだけのシーンが多かった。丁寧に攻めすぎてるように思えたんだよね。
藤枝の中央の守備が堅かったので、多少強引にでもシュートを狙っても良かった。エロンは特にコンビネーションを意識しすぎてるのかシュートがシュートが少ない。怖さを感じないのよ。

あと交代で入った選手は周りと繋がってないシーンが多かったように感じる。イメージを共有できてないと思われるパスが何回もあった。

守備は誰が入っても球際負けない、身体を張るができている。攻撃の構築はこれからと監督のコメントにある通りなんだろうけど、現時点ではこの日のスタメン11人とサブメンバーの差を感じた。逆に言えば、これが仙台のポテンシャルともいえるけどね。

終盤はオープンな展開でカウンター合戦となったが、精度を欠くプレーが多くゴールを割るには至らず。ドローで試合終了。

連敗は避けることができたので最低限の仕事はできました。
相手の順位や後半の攻め方を見てると勝ち切りたかったというのが本音だけど連戦が続いてるのでしょうがないかな。
それよりも横浜FCに逆転勝利~愛媛に逆転負け~藤枝に勝ち越せず、という3試合で得た経験値を今後に生かしてもらえればよいかな。

そして次節は山形とのみちのくダービー。負けられない相手ではありますが、今年は特に負けたくない。氣田と加藤千尋が行ったチームなんかには負けられるわけがない。ドローでもダメだ、勝利しか求めない。
次節だけはどんな内容でもいいので勝利あるのみ。
「ダービーは勝つものなんだよ」
去年フォギーニョが試合前の円陣で言っていた。これ以上でも以下でもない。

最後に藤枝の印象を3つ。
・2試合連続3失点中とは思えない守備の堅さだったのですが
・上背はないけど、早くて運べる選手多いな
・大曽根は思っていた通りのプレースタイルだった。ゴールに絡めるようになったらさらに上に行けそうなんで頑張って

選手採点

MOMは同点ゴールを挙げた中山。ストライカーとしての仕事をしっかり果たしました。交代で去ってからの内容からみても存在感の大きさを感じたのも加点してます。

あとは何度も上下動してゴールに絡んだ相良とリズムを作りながら的確にパスを配給していた長澤も高評価にしました。

工藤と小出は失点に絡んでしまったので▲0.5点にしてましたが、パフォーマンスは悪くなかったと思います。

上にも書きましたが、鎌田とエロンは交代後のパフォーマンスが残念だったので評価を下げました。この2人とオナイウにはこの状況を打破するためにもゴールやアシストなどの直接的な結果が欲しい。

GK 33 林 彰洋 5.5
DF 2 髙田 椋汰 5.5
DF 5 菅田 真啓 5.5
DF 22 小出 悠太  5.5
DF 39 石尾 陸登 5.5
MF 17 工藤 蒼生(77'OUT) 5.5
MF 37 長澤 和輝  6.0
MF 11 郷家 友太(85'OUT) 5.5
MF 14 相良 竜之介(85'OUT) 6.0
FW 7 中島 元彦(65'OUT) 5.5
FW 9 中山 仁斗(65'OUT) 6.0

MF 10 鎌田 大夢 (65'IN) 5.0
FW 98 エロン(65'IN) 5.0
MF 6 松井 蓮之(77'IN) 5.5
MF 27 オナイウ 情滋(85'IN) なし

MF 24 名願 斗哉(85'IN) なし

監督 森山 佳郎 5.5
サブメンバーの底上げは必要だが、前節からの立て直しはできているので及第点

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