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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第6節 徳島ヴォルティス

J1は代表ウィークでリーグ戦は中断してますが、J2には関係ありません。試合でございます。仙台の残り試合も全部3-0の不戦勝にしてくれて勝ち点80くらいくれてもいいんだけどダメですか?

ダメそうなので、早速本題へGo。

スタメン

ベガルタ仙台

2試合連続でスコアレスドロー。昨年課題の守備力は改善できており、いまだ無敗。ただ攻撃では決定力不足に悩ませされている仙台。ホームで迎える連戦の最終戦。ここで勝利を収めて流れを切り替えたいところ。

先発メンバーは4人が入れ替わり。
長澤、郷家、中山が先発に復帰で鎌田は今季初スタメンです。去年はボランチが主戦場だった鎌田ですが、今節は1.5列目での起用なんで当然ゴールに直結するパスやシュートに期待です。
守備陣は6試合連続で変わらず。

ベンチには注目の松井蓮之が入りました。長澤、工藤とはまた違った毛色の選手なんで出場が楽しみ。
その他は前節の先発組と菅原がベンチに入ります。
ややベンチ入りメンバーも固定化されてきた印象を受けます。

徳島ヴォルティス

開幕後、1勝4敗で早くも崖っぷちの吉田達麿監督。カップ戦でも長野に5失点を喰らい、守備が崩壊気味。しかもチーム内では西谷が干されているなどの不穏な情報が飛び交っています。これから2試合の結果次第では監督交代もありえるという仙台戦は「決戦」となります。

ちなみに仙台との対戦成績はJ1で仙台に2連勝、いわゆるダブルを達成してますが、お互いにJ2降格してからの2年間では「4戦4分」と両社譲らずの対戦成績となっております。

それなりに名前と顔がわかる選手が多い徳島のメンツ。
先発は前節から6人を入れ替え。エウシーニョや柿谷、永木などのベテランがスタメンに名を連ねました。うまくいってないのでまずは失点しないようにゲームコントロールできる選手を先発へ、といった意図かな。

GKはスアレス。彼にはいいイメージがありません。J2屈指のセービング技術を誇るGKだと思っています。なぜ彼がJ2に残留しているのか、早く個人昇格してほしい。
杉本太郎もちょこまかするし、ボール失わないし。永木も柿谷もいるんでこの3人が絡むと厄介です。

ベンチの渡にも福岡時代に終了間際で決められているのが印象として残ってるんで良いイメージありません。
そして島川。仙台に在籍したときを考えると、まさかこんなに息の長い選手になっているとは思わなかったので彼との再会はいつだって嬉しい。

戦評

3試合連続スコアレスドロー。でもこの前の秋田戦や熊本戦とは違って、得点にはだいぶ近づいてました。ゴールに嫌われ続けたゲームでした。

徳島がやや慎重にゲームを運んでいたのに積極的に前プレスに行き、相手のミスからショートカウンターでゴールに迫る。手数少なくチャンスを作れてた。中山も動きがキレていて、溜めや落としなどポストプレーでゴール前で起点となっていたでのそれを拾った鎌田や郷家からサイドに散らして、といういい循環出来てました。
途中、攻めあがった裏のスペースを突かれてしまった時間はありましたが、前半は確実に仙台ペースでした。シュート10本打ってるくらいだからね。

ただ、後半は徳島ペース。
永木が最終ラインに落ちてきたり、杉本もポジションを変えたりとある程度ピッチの中で自由に動きま始めたことで、仙台のマークも絞り切れずという感じでした。
時間を追うごとに疲労も蓄積されてプレスの強度も落ちてきた仙台はブロックを敷いて守る。それに対して猛攻を掛ける徳島という構図が後半は長かった。
それでも失点を許さなかったのは仙台守備陣の踏ん張りがあるから。クリーンシートが続けてきたのもこの最後の最後で身体を張ることができているから。この試合もディフェンスラインの働きは拍手を送りたいですね。

消耗戦となった終盤は、攻撃がロングボールを蹴るだけの単調なものになってしまったのはもったいなかった。シュートチャンスなかったからね。徳島のように丁寧に繋いでいけばチャンスあったのかもしれないけど、攻めてもなかったように見えました。外から見ている以上にピッチの選手たちの疲労度が高かったのかな。

振り返ってみると『前半のチャンスで決めていれば!』という展開の典型でした。相手の状況を考えれば勝ち点3取りたかった。ゴールに近づいた数を考えれば、勝ち点2を失ったといえます。
決定力不足でもあるけど、3試合連続クリーンシートは評価しておこう。
あとは前節の熊本戦の感想と同じ。攻撃はこれからということで。
それよりも新加入の松井が早速出場して、悪くないパフォーマンス見せていたり収穫もあったほうに目を向けよう。まだポジティブな要素を探す時期。と自分に言い聞かせる。

さて次節の相手は横浜FC。個々の選手の戦闘力が高く、2強の一角。これまでの試合とは違ったゲーム展開になるでしょう。これだけの相手に今の選手たちがどれだけできるか、逆に楽しみ。
アウェイだし、勝ち点1持って帰れれば十分でしょう。三ッ沢のチケットも確保したし、今年初のベガルタを堪能してきます。

最後に徳島について感想を3行で。
・1試合通じて集中力が高く、この試合に掛ける意気込みがびっしびし伝わってきたよ
・エウシーニョ、ずーっと邪魔だったよ。永木も。
・こんだけできて、なんでお前らこの順位やねん。

選手採点

MOMは林。エウシーニョの抜け出しからの決定機を片手でセーブしたり、3試合連続のクリーンシートを達成。今シーズンは安定したパフォーマンスを継続している。

林と同じく、守備陣には好評価を与えたい。石尾と小出はカバーリングももちろん、1対1の守備でもファウルなくボールを奪い取るなどクレバーなプレーを見せてくれた。菅田は中央でボールを跳ね返し続け、髙田も相手に食らいつき足を出し続けた。
工藤と長澤のボランチも高評価。特に長澤がいなくなった後はボールが回らなくなり機能不全になっていたので存在感が大きかった。

一方で再三の決定機を外しまくった郷家とエウシーニョに封じ込められてしまったオナイウは評価を下げた。郷家はノットヒズデイでした。次節の挽回に期待。オナイウはエウシーニョを意識しすぎてしまったのかな。序盤で言見せた判断の良さが続けばよかったんだけどな。
エロンは中盤でポジションがかぶってしまうシーンが多かった。交代で出てきてあの迷子っぷりはちょっとね。。

GK 33 林 彰洋 6.0
DF 2 髙田 椋汰 6.0
DF 22 小出 悠太 6.0
DF 5 菅田 真啓 6.0
DF 39 石尾 陸登 6.0
MF 17 工藤 蒼生 6.0
MF 37 長澤 和輝(64'OUT) 6.0
MF 11 郷家 友太(83'OUT) 5.0
MF 27 オナイウ 情滋(64'OUT) 5.0
MF 10 鎌田 大夢(74'OUT) 5.5
FW 9 中山 仁斗(74'OUT) 5.5

MF 14 相良 竜之介(64'IN) 5.5
FW 7 中島 元彦(62'IN) 5.5
MF 6 松井 蓮之(74'IN) 5.5
FW 98 エロン(74'IN) 5.0
FW 28 菅原 龍之助(83'IN) なし

監督 森山 佳郎 5.5
得点力不足ではあるが、無失点を評価したい。ベンチは出し切った。

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