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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第18節 いわきFC

はい、どうも。今回は試合前に更新できたぜ。(といっても前日だけど)

今節は13時キックオフだったんで、試合終了してから1時間得した気がしました。おかげで安田記念もリアルタイムで視聴できたぜ。(なお、馬券‥)
こんなん毎回13時キックオフがいいな、と思ったけど、よく考えると現地参戦する場合は13時だと忙しないから14時のほうがいいよな、と思ったり。
難しい問題だ。皆さんは13時キックオフと14時キックオフ、どっち派ですか?
それでは、本題へ。


スタメン

ベガルタ仙台

4連勝で迎えた上位対決、岡山戦はホームで1‐4と大敗。
下位チームとの対戦ではうまく誤魔化せていた守備の綻びを見逃されることなく失点を重ねて大量失点。
失点もほぼ同じパターンの繰り返しで課題が多く残る試合となりました。

今節の対戦相手はいわきFC。5位仙台、7位いわきと順位の近い相手との試合で、ここで負けると2連敗となってしまい、せっかくの勢いが完全にそがれる。そして上位に食らいつくためにもここは是が非でも勝ちたい一戦。

その前にまずはいわきFCとの対戦成績をおさらい。
といっても対戦は昨年の2試合しかない。
対いわきは1分1敗。去年J2に初昇格したいわきに1勝もできず。
ホームではCKからの失点を許し、0-1で敗戦。いわきに記念すべきJ2昇格初勝利をプレゼントしてしまいました。
アウェイでは一時逆転するも追いつかれて2-2のドロー。
2試合ともに内容も伴ってないので、対いわきというのはあまりいいイメージがない。

スタメンは前節の敗戦を受けて、メンバーもポジションもテコ入れ。
第18節にして初めてディフェンスラインのメンバーが入れ替わり。
左サイドの石尾が外れて、真瀬が右サイドに入りました。それに伴い、これまで右サイドで先発を続けていた髙田が左サイドバックに移動。前節も試合途中から右に真瀬、左に髙田を試していたのはこれを見越してだったのかも。
中盤では累積警告で出場停止の長澤に代わり、松下がスタメン出場。また左サイドの相良に代わり、名願がスタメン。
さらにこれまで前線で起用されていた郷家が右サイドに入り、代わりにオナイウがセカンドトップのようなポジションで出場です。これはおそらく右サイドの真瀬に大外をうまく使わせるための配置変更。郷家-真瀬は去年よく見た組み合わせですし、真瀬のプレースタイルから考えると前にいるのがオナイウだと真瀬がオーバーラップしたときにポジション被っちゃって駆け上がるスペースが。。というのも想像できるので、納得のポジション交換です。

と、結構な入れ替わりがあったベガルタ仙台。
ベンチメンバーでは内田と鎌田に戻りました。鎌田は11節の清水エスパル戦戦以来のベンチ入りとなりました。

いわきが古巣対戦となる選手はいませんが、松井はいわき出身。しかもどうやらハワスタの近くの学校に通っていたらしく、懐かしさ満載ですね。地元に錦を飾れるくらいの大活躍を期待したい。

いわきFC

ここまで7勝6分4敗の勝ち点27で7位。総得点25、総失点13で得失点差は+12。リーグ5位の攻撃力とリーグ2位の守備力を持っているのになんで7位なの?

前節の徳島戦は1‐1でドロー。結果よりも痛いのは守備のキーマンとなっていた最終ラインの照山とボランチの大西の2人が負傷したというところでしょうか。
堅守を誇っていた守備陣で2枚が一気に抜けるのは痛い。

その影響もあり、フォーメーションも3-1-4-2から3-4-2-1に変更。
CBの照山の位置は大森がスライドし、右に五十嵐が入りました。
アンカーの大西が不在のため、下田と山口の2ボランチに変更。
左のWBは大迫に代わり、坂岸が入ります。
1トップに近藤が起用されて、セカンドトップは有馬と谷村の2人で形成。

西川潤はいわきにいるんですね。将来が渇望されながら今一つ殻が破れないという印象がありましたが、今季はいわきの主力で活躍しているらしい。今節はベンチスタートですが、怖い選手の一人。
あとは谷村か。去年の対戦でも苦しめられた印象があります。個人昇格するぐらいのレベルの選手だと思ってましたが、今年はここまで8得点ですって。決定力高い。

仙台にゆかりのある選手といえば、照山ですが残念ながら負傷欠場。ここまでいわきの躍進を支えてるぐらいの活躍をしているみたいなのでぜひ見たかったですね。
(試合を考えると不在の方が助かる、というは胸にしまっておきます)

戦評

開始早々のCKから髙田のスーパーボレーで先制。後半開始早々に追いつかれたが、直後のプレーで逆転して、2‐1で逃げ切り。対いわき初勝利。
と、文章にすると理想的な試合でしたが、内容を見るとかなり苦戦した試合。
後半の逆転後はいわきの猛攻を30分以上ひたすら耐える展開。林のセーブにも助けられましたが、選手全員が集中を切らさずよく守り切った。途中から時計見ながら、早く終わってくれと画面越しに祈ってました。見てるほうがシンドイんだから、やってるほうはもっとシンドイはず。
本当よく守り切ったわ。拍手拍手です。

さくっと試合を振り返ります。
前半は仙台ペース。開始から攻め入りCKを獲得します。
そのCKから髙田がボレーを決めて先制です。前半6分のゴールでしたが、この時間で3本目のCKですからね、しっかりアジャストさせました。
この形は狙ってたんでしょうね。鹿児島戦に続き、髙田は2ゴール目ですが、今回のゴールもなかなかに難しいシュートでしたが、よく決めてくれた。
松下にアシストがついたのもよかった。

その後はいわきがボールを持ち、仙台が構えるという展開が続きます。
先制したこともあり、リスクマネジメントをした仙台の戦い方。
いわきもセカンドボールを拾えるのでボールを持つ時間が長かったですが、最後の崩しの精度が足りない。何回か危ないシーンは作られたけど、ゴールには至らず。前半は1‐0で折り返し。

そして後半。
前節は後半キックオフしてまもなく失点してしまったので、今回は繰り返さないように要注意と皆が思ったであろうその時間帯に失点を許してしまいます。
右サイドからのアーリークロスに中央で谷村に合わされてしまい、失点。
クロスにうまく合わせた谷村の技術力も高かったし、クロスの精度も良かった。前節見た失点の仕方だったんでガクっと肩を落としてしまった。繰り返さないためにはクロスに対してあと1歩詰めておかなきゃいけなかった場面だった。

しかし前節と違うのはこの後すぐに取り返した点。
相手のクリアを郷家が拾い、左サイドの名願へ。この日、左サイドを何度も突破していた名願が縦に持ち込みシュート。このシュートはGKに弾かれてしまうが、それに詰めていたのが真瀬が再びシュート。このシュートが相手DFがクリアし損ねたボールが目の前にこぼれてきてたオナイウが右足を振りぬ抜いてゴール!逆転!
エリア内で色んな事があったシーンで、整理するのも大変なゴール笑
大事な点は2つ。真瀬がこぼれ球に詰める位置にいた、ということとオナイウが叩き込んだということ。いや、その前の名願も前半から左サイドを制圧してたのも効いていたな。

追いつかれた後にすぐに突き放せたゴールで、試合展開を考えても大きな意味を持つ得点でした。後半早々に追いついていわきベンチもサポーターも乗っていたしね、相手の勢いを止めることができた。

と思ったけど、この後はずっといわきの猛攻が続く。
仙台が守備に振り切ったこともあるが、個人能力の高い大迫や西川などを次々に投入してくるいわき。仙台も真瀬から石尾に交代することで守備力強化で対応。
それでもいわきの勢いというか圧力を押し返せなかった。アーリークロスからゴールに攻めるシーンが何度もありました。GK林はシュートの雨あられをに浴びせられましたが、抜群のポジショニングとセービングで失点は許さず。いや、もう本当林さまさまでした。それぐらいいわきの猛攻がすさまじい威力でした。

終盤には交代で入ってきたエロンも右サイドに入り、大迫を止めるという珍しいし、なんでお前がそこ守ってるんだ?、からの守れるんのかい!!という珍しいシーンも目の当たりにしましたが、なんとか逃げ切り。2‐1で勝利です。

振り返ってみても後半のいわきの攻撃は迫力があった。大迫と西川が途中出場で助かったし、有馬がことごとくシュートを外してくれたのも助かった。
相手に助けられたシーンは多かったけど、勝ちは勝ち。
後半のいわきのシュート数は9本だったようですが、見てる感じ15本くらいは打たれてたくらいの展開でした。
一方の仙台は後半2本。得点シーン以外では中山が明後日の方向に打ったシュートだけ。苦しい試合でした。

もし1点取られてたら、岡山戦みたいにズルズルといってしまってもおかしくないゲームでしたが、それを許さず勝ち点3を奪えたのはチームにとって大きな勝利となりました。
後半試合開始の時間帯に失点してしまったのは反省しなければいけないですが、そこから立ち直ってゴールを奪えたこと、その後の猛攻を耐え凌いだことで得た勝利。
後半戦に向けても自信となる勝利だし、仙台は手強いぞというのを他チームに改めて知らしめることができたはず。
次節は甲府戦。強力な外国人アタッカーを揃える攻撃陣ではありますが、今節のように粘り強く集中して守ることができれば、結果はついてくるはずだと信じたい。
前半戦の最後の試合ですし、いい形で折り返しをしたいですね。

最後にいわきの印象を3つ。
・クロスからの得点が多いのも、引き分けが多い要因もわかった
・このメンバーに外国人アタッカーが加わったら手が付けられなくなってしまうだろうな
・夏の移籍市場を乗り切れるかどうかが本当の戦いかもしれない

選手採点

MOMは林
林の存在感の大きさを示した試合。何度もやられたと思ったけど林が防いでくれた。守護神という名の通りの大活躍。頭が上がりません。

守備陣は先制ゴールを決めて両サイドの守備を奮闘した髙田となんでそこにいるんだポジションで決勝ゴールをおぜん立てした真瀬は高く評価。
松下もアシストだけではなく、守備でも頑張ってました。
決勝ゴールのオナイウはゴール以外では消えてる時間が多かったけど、前線で出た選手は結果が全て。
名願は守備の危なっかしさはあったれどもそれ以上に左サイドを何度も突破して相手の脅威になり続けた点を評価しました。

唯一、後半カウンターのチャンスを潰してしまった中山は評価を下げました。ストライカーなのにあれはない、せめてゴールに飛ばしてくれ。

あとエロン。出場時間が短くて評価はしなかったけど、サイドの守備対応はお見事でした。チームプレーを優先する選手とは知っていたけど、あんなに守れるとは思わなかった。もしかしたら君の適正はFWじゃなくてサイドのクローザーなの??だとすると色々な思いが巡ってくるよ。。

GK 33 林 彰洋 7.0
DF 25 真瀬 拓海(60'OUT) 6.0
DF 5 菅田 真啓 5.5
DF 22 小出 悠太 5.5
DF 2 髙田 椋汰 6.5
MF 6 松井 蓮之 6.0
MF 8 松下 佳貴(86'OUT) 6.0
MF 11 郷家 友太 5.5
MF 24 名願 斗哉(60'OUT) 6.0
MF 27 オナイウ 情滋(73'OUT) 6.5
FW 7 中島 元彦(86'OUT) 5.5

DF 39 石尾 陸登(60'IN) 5.5
MF 14 相良 竜之介(60'IN) 5.5
FW 9
中山 仁斗73'IN) 5.0
DF 41 内田 裕斗(86'IN) なし
FW 98 エロン(86'IN) なし

監督 森山 佳郎 6.5
前節と同じ失点パターンの繰り返しでよぎった嫌な予感を守備を立て直して勝利へ導いた。攻撃の迫力という点では物足りないというのはあるが、アウェイで結果優先を考えれば合格点でしょう。

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