見出し画像

【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第12節 ジェフユナイテッド千葉

GWの初戦となったジェフ戦。入場者数は13,882人とDAZN越しでも結構入ってるな~という印象を受けました。
連休スタートもあるでしょうが、前回のホームが山形とのみちのくダービーだったので、その影響もあったはず。あったことにしよう。

GWは連戦だから急いで書かないとすぐ次の試合がやってくる。わかってはいるがなかなか時間が取れず、筆が進まない。
そんな自分を奮い立たせながら、本題へ急ぎます。

スタメン

ベガルタ仙台

前節は首位、清水に2‐3で敗戦。相手にビビってしまった前半から後半はファイティングポーズを取り直し2点を取り返すことには成功。
今節のジェフも清水ほどではないにせよ選手の能力値は高く、攻撃力も高め。前節の反省をどう生かせるか試金石となる一戦。

対千葉の対戦成績は1勝0分9敗で千葉有利。仙台は去年ホーム戦での勝利だけなのね。何気に千葉は苦手のチームと言ってもいいのかも。すれ違いの約20年があるからあんまりその印象ないけど。

スタメンは前節から2枚入れ替わり。工藤と中島が外れて、松井とオナイウ情滋が入ります。前節交代のパフォーマンスが良かった2選手なので、結果を残した選手は使うぞ、という監督のメッセージを感じました。

前節、負傷明けの交代出場でもいい動きを見せた真瀬は今節もベンチから。
その他、名願とモラエスもベンチ入りです。

ジェフユナイテッド千葉

昇格候補の千葉ですが、ここまで4勝2分5敗といまいち波に乗り切れない。
序盤に躓いたものの、4/3に栃木を8‐0で勝利するなど23得点はJ2最多です。
ただ前節はホームで秋田に90分以降に2失点し、逆転負け。
連敗だけは避けなければならない、守備の立て直しが求められる仙台との一戦。

スタメンは前節と同じ11名。
知ってる名前ばっかり。小森は個人昇格してくれてよかったのに。
品田はいつの間に千葉に来たのよだし、日高には去年ゴール決められたな。
ベンチにはドゥドゥもいるし、やっぱり選手は揃ってるな。

今節は仙台のゆかりの選手はいないですが、小林慶行監督は渡邉晋政権下ではヘッドコーチでした。個人的には仙台の監督をやってほしかったと思う指導者のひとり。
千葉の試合は見てませんが、これまでの千葉の戦い方を調べると『速攻と遅攻を織り交ぜて~』という表現をよく見かけたので懐かしいな~、とノスタルジーに浸っておりました。

戦評

前節からは立て直せた部分はありましたが、千葉との差を感じたゲーム。守備面よりも攻撃面で。
できている点を見るべきという意見をSNSで多く見かけましたが自分はそうは思わなかった。
レフェリングの基準にも合わせられなかったのもあり、ちょっと残念何ゲームでした。

相手のエリアにボールが入っていかず、決定機は郷家のヘディングシーンぐらい。押し込んでても攻撃の迫力は感じなかった。
相手のエリア近くで右から左とボールを回しながら相手の隙を窺ってはいたんだろうけど、そのアクションが乏しかった。

両サイドバックが高い位置を取ってもクロスがないのが相手にバレれているようだったし、松井が縦パスを狙っても仲間と通じてないようパスが多かった。見ていて千葉の選手は守りやすかったのかなと思った。

選手間の組み合わせもあってないように感じた。名願を入れるなら中山のようなターゲットがいたほうがよさそうと思ったし、オナイウの突破を活かすなら、菅原のほうが合いそう。

そのあたりも含めて構築中なんだろうけど、現状ではそれが上位陣との差を感じた。長澤がストレスを感じてるようなシーンも多かったので、ピッチの選手が一番それを感じてるんでしょう。

守備では2失点したけど、失点シーン以外は立て直しができていたと思えた。
1失点目は相手のコンビネーションと精度の高さでやられた失点。
2失点目は攻撃の圧を高めた時間帯にカウンターで失点。これは相手のゴール前をこじ開けるために攻撃に振っていた面もあり、やや守備のケアが疎かになった時間帯だったので、修正できると思ってる。

いいスタートダッシュを切った3月から、トーンダウンした4月。
1勝1分3敗で、勝利はみちのくダービーの1試合だけだったんですね。
リーグ屈指の守備力と言われてましたが清水、千葉との対戦で5失点とその座を明け渡してしまいました。

4月は対戦相手を見ても苦戦するのはなんとなくわかっていたので、ここからですね。
なんとかプレーオフ圏内に食らいついていくためにも、5月の5試合は盛り返していきたいところです。
次節もホームで戦える。相手の山口は失点数が一桁で守備の堅いチームではありますが、それこそ今節の反省を生かすにはもってこいの相手だ。
ホームで連敗は許されないし、流れを変えるためにドローではなく勝利にこだわって臨んでもらいたい!

最後に千葉の印象を3つ。
・田口、相変わらずかっこいいわ、34歳とは思えない
・鈴木大輔が負傷で交代したときチャンスかと思ったけど、メンデスが強くて全然チャンスじゃなかった
・後半からドゥドゥはやっぱりずっちーわ

選手採点

MOMは小出。
縦パスを通したり、カバーリングが良かったり、2失点したけど存在感の高さを感じるディフェンスを見せてくれました。好セーブを見せてた林と迷いましたが、小出のほうが貢献度高かった。

あと交代で入ってきた選手は求められていたことをやれてたと思います。特に名願のドリブルは良かったですね。ヌルヌル抜いてスタジアムを沸かせてくれました。抜いた後のプレーがもったいなかったけど。
中島も失点に繋がってしまったけど、下がってボールを引き出すことでリズムを作ってた点を評価したい。

逆にボランチの2選手は低調なプレーが多く評価を下げました。あと石尾は相当左足が苦手なんだろうけど、もうクロスがないのバレてるから無理やりにでも突破するか、クロスを上げないとしんどい。本来サイドバックが本職ではないのと求めすぎなのはわかってはいるけど。

GK 33 林 彰洋 5.5
DF 2 髙田 椋汰(74'OUT) 5.5
DF 5 菅田 真啓 5.0
DF 22 小出 悠太  5.5
DF 39 石尾 陸登 5.0
MF 6 松井 蓮之 5.0
MF 37 長澤 和輝 (87'OUT) 5.0
MF 11 郷家 友太 5.5
MF 14 相良 竜之介 5.5
MF 27 オナイウ 情滋(65'OUT) 5.0
FW 9 中山 仁斗(75'OUT) 5.0

FW 7 中島 元彦(46'IN) 5.5
MF 24 名願 斗哉(65'IN) 5.5
DF 25 真瀬 拓海(74'IN) 5.5
FW 98 エロン(87'IN) なし

監督 森山 佳郎 5.0
現状でベンチとしてやるべきことはやってるが結果が結果なのでこの評価点

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?