『ミクロ紅葉』のすすめ
秋の深まり行く今日この頃、私が自然の撮影によく訪れる白金台の国立科学博物館附属自然教育園も紅葉の季節となった。花や虫、鳥といった題材と同様、無心になってこれはと思う被写体に向けシャッターを切っていたのだが、ふと気付いた事がある。普段、昆虫や花々をアップで捉えることの多い私の紅葉撮影は、マクロに紅葉を遠くから、あるいは木全体として捉えるのではなく、もっとミクロに葉と葉の重なりを捉えるような構図になっていたのだ。
そうなると、勢い下から上を見上げるような姿勢になり、無数の葉を