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人類科学の大河ドラマ 『宇宙創成』

『宇宙創成(上・下)』 サイモン・シン

今年の14冊目。

数えきれない数の寝落ちを乗り越えて、数カ月かけて読みました。
リビングで、電車で、1ページもめくれずに落ちたこともありました。
それでも読み切ったのは、本当に面白い本だったからです。
人間の歴史として、人間のドラマとして。

「ビッグバンで宇宙が始まった」
当たり前のように言われている、現代科学の到達点ですが、
ここに至るまでに、どれほどの人間ドラマがあり、どれだけの歓喜と悲哀があったか。
様々な分野の、それぞれの時代の技術の発展が、一つずつ積み上がり、
そして一握りの天才たちがいかに苦悩し、生涯を捧げ、宇宙の姿を1歩ずつ明らかにしていったか。

これは人類の大河ドラマです。
おもしろすぎます。
できれば物理の授業が始める前に子ども達に伝えたい。
数式や暗記でうんざりする前に、科学の面白さを俯瞰的につかんでほしい。
これが伝わるおもしろい授業をやってみたいな~と思いました。

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