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7月6日(土)鈴々舎美馬 ネタ下ろしひとり会(なかの芸能小劇場)



美馬  かぼちゃや
 今年の下半期は「賞」を獲りに行くと意気込む。『The W』、『NHK新人演芸大賞』、そして美馬さんの出身地の『さがみはら若手落語家選手権』などに参戦し、優勝をめざすと言う。
 本題は春風亭一之輔師から教わったそうな。美馬さんは与太郎を事さらにステロタイプな間抜け者として描かず、ちょっと抜けてる人物として描いた。周りの人もなんだかやさしい。おじさんはきびしいけど。

美馬  マッチングアプリ
 待ち合わせ場所に佇む女性に声をかける3人の男性。彼らは皆、彼女をマッチングアプリで知り合った女だと思いこんでいる。普通の男、チャラい男、かっこいい男。最後に登場するおまわりさんを含め、「誰がいちばん変態なのか」を争っているようにも思える。ただ、待ち合わせでわかりやすいように全身赤ずくめの格好でやってきた女も大概変態だと思う。

ー仲入りー

美馬  死神婆
 柳亭こみち師による古典落語『死神』改作。こみち師からは「死神婆以外は変えていい」と言われたそうだ。

 あるホストに多額の金を貢がされ、風俗に身を沈めた女。彼に捨てられ、彼を殺す決意をするが、母からの電話で、それは断念する。自死すると決め、訪れた樹海で死神婆と出会う。彼女から「医者」ではなく、「呪術師」になるようすすめられ、治らない病気の患者を「呪術」で治し、大金を得て借金をチャラにしたらどうかと提案される。呪術は、

領域展開 アジャラカモクレンテケレッツのパ

「呪術師」としたのは芥見下々『呪術廻戦』の影響でしょうね。読んでいないから分からない。
 「生命は大事です」とお題目を唱えるだけではない、本当に生命の大切さを実感するラストに胸を打たれる。結局人間は「歴史」ではなく「経験」に学ぶしかないのだな。

#創作大賞2024
#オールカテゴリ部門


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