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【物書き部企画】海外在住者対談!「私の住む街、こんな街」

 物書き部 〜第二章〜 Presents
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちのインタビュー記事
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちとは?


今回は海外に住むってなんか憧れる〜、というあなたの夢を現実味のあるリアリティに引き戻す、という対談プロジェクト(笑)です。

田村淳の大人の小学校では海外に暮らす人が多く居ます。そんな彼らの暮らしをちょっぴりご紹介!


最初の対談は
イギリスのロンドンに住むnikoさん(以下: niko)
ハワイに住むシュウさん (以下、シュウ)
インタビューアーはヴェネチア在住のナターシャです(以下、ナタ)


1. どこに住んでいますか、なぜその国に住んでいますか?


niko:兄が最初に希望してロンドンに引っ越して、その数年後に、親にnikoも行ってこい、と送り出された感じですね(笑)兄と叔母と3人で14歳から暮らし始めました。
ナタ:なんでそんなに日本語上手なんですか?(結構移住しちゃって日本語が使えなくなる日本人を見ているので)


niko:日本語はロンドンでも自分で触れるようにしました。和食レストランでバイトしたり、日系企業に就職したので、不便なく使えています。
シュウ:地震が怖くて、日本を出ました。ハワイは原発を作ってはいけない法律があって、それでハワイに移住することを決めました。日本の食べ物の放射線量基準がゆるくなり、子供への影響が怖かったので移住することに決めました。


2.  日本人がイギリスやアメリカに移住するのに必要なビザはなんですか?


niko:ギリシャ国籍を持っているので、イギリスへはBrexit(英国のEU離脱) 前に移住し、ビザも必要ありませんでしたが、今は5年以上住んでいる人はオンラインで申請するとそのまま住み続けられます。


シュウ:寿司職人の修行をして、E-VISAで最初渡米しました。有名なお店の料理長をしていました。妻がアメリカ国籍なので、のちに家族ビザに切り替えました。


3. 住んでいる国でしか見つからない特殊な食べ物はなんですか?


ナタ:例えばなんですが、ベルギーに住んでいるときはきゅうりがめちゃめちゃデカくてびっくりしました。あとイタリアではイノシシやうさぎもよく食べますね。


シュウ:ハワイでは「ポイ」っていうタロイモみたいなのが郷土料理ですね。有名な料理だけど皆さんが自宅で食べる家庭料理って感じではなく、日本の精進料理みたいな感じです。ハワイ(アメリカ)は本当食育があまりできてなくて、バーガーならバーガーしか食べない、ように、日本みたいに沢山の物をちょっとずつ食べる文化がないですね。


niko: イギリスは朝ごはんにPorridgeというおかゆみたいなものを食べますね。
ナタ:あの、ゲロみたいなヤツですよねw


niko : (失笑)あとはマーマイトという酒粕で作ったパンに塗るものがありますね。独特の匂いです。


シュウ:ハワイは今、アサイボールっていう朝ごはんが人気ですね。観光客はみんな食べる、みたいな。でもアサイってハワイの発祥じゃなくて南米なんです。あとはポケっていうちらし寿司のような野菜と、生魚をごま油と醤油、あとはお店独自の味を楽しむ感じです。

4. 「日本のコレ」が恋しい

niko : 恋しいものだらけで難しい〜!
ナタ:お風呂も欲しいし、欲を言えば追い焚き機能付きのお風呂が欲しいですね。
シュウ:温泉とか、スーパー銭湯とかね!
niko : コンビニとかも恋しいなぁ。
シュウ:うちは近所にセブンイレブンありますけど、コロナで24時間営業じゃないですね。日本はどうなのかな?
(どうなんですか?笑)


5. 着る物の特徴を教えてください


シュウ:常夏なんでね・・買いたくなるのはTシャツばかりですね。でも冷房もガンガンにかかっているので羽織るものは必要です。コートは要らないですね。


ナタ:アロハシャツってハワイの正装なんですか?

シュウ:時代も変わりましたが、全部ボタンより、上半分だけボタンの方が正装、アロハシャツは結婚式に行く時に着たり、ホテルのマネージャーが着たりしていますね。

niko: イギリスは寒いので、基本的に長袖ですよね。5月の今もダウンジャケット着ていますよ(ちなみに今は7度)。ロンドンのビジネスマンはスリーピーススーツを着こなしていてかっこいいですね。
あとイギリス人は天気が悪い割には傘を持たないので、小雨だったらフードをかぶって出ていきますね。

ナタ:分かります、ベルギーでは土砂降りでも自転車乗っている人ばかりでした。逆にヴェネチアでは小雨でも傘ですね。

niko: 慣れで、日本でも傘を差さなかったら、やったらめちゃめちゃ浮きましたw


6. 海外生活で不便なところは?


シュウ:なに頼んでも送料がかかるところですね。ハワイは離島なのでアメリカ本土は送料無料でも、小さな文字で「ハワイは除く」って書いてあります。あとはバッテリーが持ち込めないので、仕事で使うセグウェイのバッテリーを送ってもらうのに苦労しましたね。
あと物価が高い!大変です。


niko : 時間があてにならないところですかね、交通機関、電車が時間通りにこないから遅れる事が多く、あと修理とかに呼んでも「何月何日の何時」ではなく、一日のどこかで行くから家に居てね、という感じなんです。


シュウ:交通機関が時間通りに来ないって「海外あるある」ですよね。ハワイはバスがいつ来るかって分かるアプリがあるんですが、来るはずのバスが行方不明になることがあって。ドライバーの方がトイレ休憩で勝手に路線を抜けたり、走るはずのない道にバスが走っていたりします。


ナタ:ヴェネチアは水上バスですが、ここ1ヶ月くらい“ソフトストライキ”っていって、水上バスが来たり来なかったりします。2本くらい待ってようやく来たと思ったら定員オーバーで乗れないとか。本当迷惑!


niko: ロンドンも地下鉄全面ストライキありました!バスが激混みしていました。

7. 逆に日本にイライラすることは?


ナタ:私は子供に日本語を教えているんですが、なんでこんなに難しい言語なんだ、ってイライラすることはあります。


シュウ:でも日本語って表現の仕方がたくさんあるし、日本語で読む時は、英語で読む時とは違う受け取り方ができるからそれはいいですよね。


niko: そろそろ二重国籍は受け入れるべきですよね。もうそろそろよくない?って思いますけど!


シュウ:日本って、何かを変えるっていうと時間がかかりますよね。変える議論をしている間に状況が変わっちゃうことも。


8. 最後の質問です。YESかNOでお答え下さい!


Q:一生食べるなら和食だ
A:3人ともYES!


Q:日本人の妻が世界一だと思う
A:3人ともYES!


Q:折り紙で鶴が折れる
A:シュウ、ナタ YES / niko : NO 
nikoさん、次回までに練習しといてください。


Q:和菓子を食べると甘さが足りない、と思ってしまう
A: シュウ&niko →NO ナタ→YES
ナタ)いや、たまにね、あのほんのりした甘さじゃなくてガツンと甘いのが欲しい時あるんですよ〜。


Q : 日本のトイレが一番だ
A:3人ともYES!


Q:読むのは日本語が一番早い
A:3人ともYES!


Q:木は桜が一番好き
A:3人ともYES・・・かなぁ〜笑
シュウ:ハワイは年がら花が咲いているから、春の花は?という宿題が出て、「年柄年中花が咲いてるよね」って子供が戸惑ってました。


Q:納豆が好き
A:niko& ナタはYES, シュウ→NO


Q:海外で生卵を食べる
A:3人とも、スーパーの卵はNO、日系の店でTKG用の卵であれば食べる。


音声の対談から抜粋して文章にしているので、ぜひ元の対談も聞いてみてください!めっちゃ面白いのでオススメです!

通勤や家事をしながら、聞いてもらって、クスッと笑ったり、へぇ〜って思って頂きたいです!

「インタビューを受けた人」
【4期生】nikoさん

【4期生】シュウさん

「インタビューをした人」
【3期生】Natasha

(2021/7/20現在)