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【物書き部企画】「人生を楽しむコツは『自立すること』!」

 物書き部 〜第二章〜 Presents
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちのインタビュー記事
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちとは?

まっしんさんのFANTS登場回数はあまり多くない(インタビューを考えていた2月時点での認識)。

数少ない投稿内容は、シルクドソレイユやマジックフェスのオンライン無料視聴の案内など。
コメントでは、コロナの飲食店関連の投稿などにとても丁寧に説明されている。
ほぼ誰かの為の投稿をしている、私にはそんな風に感じられた。
どんな方なんだろうとお話を聞いてみたくなった(私はいい人にヨワイ)。
Zoomでもご一緒したことがなく、全くの初対面にもかかわらず、インタビューの依頼を、面白そうとすんなりOKして下さった!

そんな経緯で実現したインタビュー。

まっしんさんの住む福井県は、
幸福度ランキング全国1位(2012年度から2020年度まで)。
人口10万人あたりの社長輩出率全国1位(2019年)。
子どもの学力、体力、トップレベル。
なんだかとてもすごい県だ。

まっしんさんは、『牢獄お好み焼きダイニング BAR TRUMP(トランプ)』を経営されている。
ドナルド・トランプがアメリカ大統領に当選したとき、全国放送のテレビも含め7社、新聞7社に取材され、
Yahoo!のトップニュースにもなったことがあるそうだ。


お店でインタビューに応じて下さっていたので、後ろに個室が見えた。
まさに牢獄、かなり作り込まれている。
聞けば、ディズニーランドの内装をしている職人さんがやったというから納得である。

お酒、Barが好きで、Barで色々な人と話すうちに、人を笑わせることが楽しいと強く感じるようになった。
大手企業に就職するも、大阪NSCに入るためにお金を貯め、住む場所も決めてから、仕事を辞める。
大阪に行く前日までお母さんには内緒(お父さんには伝えた)だったという。
話を聞いたお母さんは、なんで私にだけ内緒にしたの!(そこ!?)と泣いていたが、
翌日には楽しんできてと応援してくれたという。

NSC大阪24期生(同期はエハラマサヒロさん)になる。
大阪吉本で相方を見つけ、トリオとして2年間活動した。
もともと芸人さんより、放送作家さんになりたかった。

吉本を辞めた後、芸人経験で培ったしゃべりを活かして、地元で飲食店をやってみたいと思った。
下積み4年。いい先輩が沢山いて、経営のアドバイスをもらい、28歳でお店をオープンさせる。
同時期にご結婚!奥様のご家族にさぞ理解があったのだろうと聞けば、奥様のお父様もお兄様も経営者で、起業に対する理解があり、応援してくれたという(さすが福井県人!)。

エンターテイメントに興味があり、一緒にいる人と空間を楽しめるお店にしたい、
食事以外でもエンターテイメントを楽しんでもらいたいと思い、お店のコンセプトを決めた。

今年15周年を迎えるお店。
15年間、苦労はあまりしていないと言うから驚いた。

新型コロナの影響については、
飲食店は補償が手厚いので恵まれている方だと思うと話す。
知り合いで、手続きを面倒くさがってやらない人が多い。
せっかく始めたお店がダメになってしまうのはもったいないと思い、まっしんさんが調べて伝えていたという。
冒頭に書いた通り、FANTS内でも飲食店の方へのアドバイスをしていた。

まっしんさんのもう1つの顔はマジシャンである。
幼少期、Mr.マリック全盛期だったこともあり、小さい頃からオカルト、超能力に興味があったという。
マジック歴は20年。
バーテンダーをやっていた時、お客さんに「マジック出来ないの?」と聞かれたことがきっかけで始めた。

マジックは独学だ。体得するにはお金がかかる。
海外のDVD、本を読んだりして勉強し、マジックのネタを購入して練習する。
今も毎日練習している。

お店でお客さんからリクエストがあって、手があいていれば、クロースアップマジック(目の前で披露するマジック)をやる。

日本ではマジックがエンターテイメントとして確立していないと感じる。

海外では、
「君のマジックはいくらで見せてもらえるのか?」
と聞かれるが、

日本では、
「簡単なマジックでいいからやってよ」
と言われる。

お店以外でマジックを披露する機会もある。
企業のパーティー、結婚披露宴などだ。

さらにもう1つの顔がPromoterだ。
世界的に有名なマジシャンなどを招いて
ショーイベントなどを企画している。

寝るのが好きじゃないと言うまっしんさん(明石家さんまさん以外で初めて聞いた)。
中学生くらいの時に、
1日8時間寝ると、1日の3分の1寝ることになる
と気付いた。
60歳まで生きると20年寝ることになる⇒1日6時間しか寝ないと決めた(中学生で!)。

極力起きていたい。寝る体勢を作りたくないと言う。
椅子に座ったまま寝ることが多い。
横になって寝るのは、旅行の時くらい。
最近、眠くなる時があり、月に1回はちゃんと横になって寝ることを決めた。

今後の野望についても聞いてみた。
お店を一生やるつもりはない。
やりたいことが色々あると言う。

物作りや、Tシャツ・グッズなどのデザインが趣味。
この世に何かを生み出して
人の評価を受けることが、ワクワクする。
エンターテイナーとして表現するのが趣味で
エンターテイメントを体験することも趣味だ。
プロのエンターテイナーにエネルギーを頂いて
自分もエンターテイナーとして表現することが
毎日物凄く楽しいという。

何の仕事をしても楽しむ工夫を知っている。
何をやっても成功するイメージがある。
今までの仕事も全部楽しかったと言う。

自分も楽しむことを常に考えている。
お笑い芸人を始めた時に、
「1日1回、人を笑わせる。」と決めた。
22歳からずっと今日まで毎日続けている。

何の仕事をしても楽しむ工夫を是非教えてもらいたいとお願いしてみた。

自分のつらいことを必ず笑いに変えて伝えるようにすることだと言う。
すごい腹が立ったことがあったら、そのエネルギーをどう笑いに変えられるかなと考える。
その際に、人の悪口にならないか、傷つけないか、かなり注意している。
ネタ帳も必ずつける。
そうすると、腹が立つと「ラッキー、ネタになる!」と思えるようになるそうだ。

もう1つ追加で教えて頂いた。
辛いことがあったら、普段やらないことをする
ことを意識している。
例えば、普段通らない道を歩いたり、
行ったことのない店や、普段会わない人に会ったり、
普段は観ないジャンルの映画もあえて観たりする。
その際、素晴らしい発見があると、
「あの嫌なことがあったおかげで、これに出合えた!!!!」
と感謝するエネルギーに変換出来ると言う。

何をやっても成功するイメージがあるというまっしんさん。
それは、成功するまで努力するからなんだろうと思った。
努力をし続けることが何より難しいと思うのだけれど。

努力について、追加で答えてくれた。

アンラッキーが続いても、もう少し行動すればラッキーが来るのを知っていることが努力をする原点となっている。
コインに置き換えるなら、
ラッキーが表でアンラッキーが裏とした場合
上に放り投げて表と裏がでる確率はほほ同じ。
アンラッキーが続いた場合も、あと数回上に投げれば
表が出る可能性が必ずある。
だから、努力をするというよりは、
楽しみのためにコインを投げ続けている、それを努力と呼んでいる。

インタビュー中、何度も「楽しむ」という言葉が出てきた。
お話されているまっしんさんは、実際とても楽しそうで、
今までもこれからも楽しいことしかない!という感じだった。

人生を楽しむコツは『自立すること』だとまっしんさんは考えている。
マジックやお笑いなどエンターテイナーとして、
他人に影響を与えられるよう『自立』する。
飲食店オーナーとして責任をもって『自立』する。
趣味を通じて他人からエネルギーをもらって『自立』する。
他人に頼らず楽しむ努力をして『自立』する。
「自立して人に楽しんでもらいたい、それが僕の幸せだ」と言う。
他人に幸せにしてもらうことばかり考えているから
みんな幸せになれないのかも知れない。
世界中の人が自立すれば、みんなが幸せになるのではと真剣に考えている。
AがBを幸せに、BがCを幸せに、CがAを幸せに!

インタビューでもその後のメールのやりとりでも、とても気遣いをされる方だと感じた。
笑わせることが出来て、気遣いが出来て、努力も出来て、楽しむことはプロ級、最強のエンターテイナーではないか!
これから、まっしんさんが、どんなご活躍をされるのか、とても楽しみだ。

いつか、たむ小マジックショーをやって欲しいなぁ(もちろん適正価格で!)。

▼お店▼
牢獄お好み焼きダイニング BAR TRUMP(トランプ)
〒 916-0022
福井県鯖江市水落町1丁目13-18
TEL 0778-52-7781
https://sabaetrump.wixsite.com/trump

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「インタビューを受けた人」
【1期生】まっしんさん

「インタビューをした人」
【2期生】みゅん

(2021/6/12現在)