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【Manageboardの歩き方】タググルーピング編

こんにちは!株式会社ナレッジラボの小野と申します。

ナレッジラボはクラウド予算管理ツール「Manageboard」を開発・運営している会社です。

このnoteでは、Manageboardの機能紹介をシリーズでお届けしていきます。

今回は、「タググルーピング」についてご紹介します!

※本シリーズはマネジメント(一般企業向け)プランの機能紹介となります。

グルーピング=タグに階層を持たせることができる

タググルーピングの前提となるタグについての解説は、こちらのnoteをご参照ください。

Manageboardでは、タグをグルーピングすることにより、タグの階層構造を表現することができます。
そして、グルーピングした単位で数値を集計・表示することが可能となります。

Manageboardにおけるタグの概念は広く、「部門」「取引先」「品目」など様々な要素がタグとして管理されますが、今回は、もっともイメージしやすいであろう「部門」を例にご説明します。

部門グルーピングによって組織図を表現できる

部門をグルーピングすることで何ができのか?
端的には、企業の「組織図」を表現することができます。

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たとえば、上記の例では、「取締役会」の下にそれぞれ「営業本部」「経理部」「技術本部」という部門があり、さらに営業本部の下に「東日本営業部」「西日本営業」という部門があります。
さらにその下には、「東京本社」をはじめとする本社および支社が紐付いています。

Manageboardで「営業本部」以下の組織図を表現すると次のようになります。

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Manageboardでは、部門(タグ)ごとに数値を持っていますので、グルーピングで組織階層を表現することで、「営業本部」「東日本営業部」「西日本営業部」という部門グループ単位で数値を集計・表示することが可能となります。
常に最小単位=最小タグを積み上げる仕様となっていますので、グループ単位で数値を集計した際の計算の矛盾は生じません。

(レポートイメージ)

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タググルーピングによって、最大10の階層構造を表現することが可能です。
したがって、Manageboardは、ある程度複雑な組織構造にも対応できることとなります。

組織図=予算管理上の部門階層とは限らない!

上記の例では、話をシンプルにするために、組織図をベースに部門をグルーピングする方法を紹介しました。

しかしながら、予算管理実務においては、組織図が予算管理上の部門階層を表現しているとは限りません。

たとえば上記の会社が「ねじ」と「ナット」を販売製品として取り扱っており、予算管理の単位がエリア別ではなく製品別の場合、予算管理上は下記のような階層構造が必要となります。

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この場合、東京本社などの各本社および支社を製品ごとにグルーピングした数値における集計・表示が必要となりますよね。
Manageboardでは、このような製品ごとの数値の集計も柔軟に行えるようになるのですが、その紹介はまたの機会として、このように理論的には、常に組織図=予算管理上の部門階層となるとは限りません。

ここで私が問いたいのが、上記のように販売製品ごとに部門をグルーピングするのは正しい部門設計なのか?ということです。

たとえば、実務的には、販売製品・商品別に部門をとる場合も見受けられますが、個人的には、予算管理上の部門は責任者単位でもたせるべきではないかと考えています。
このあたりの予算管理上の部門設計の考え方は、またnoteで展開しますのでご期待ください。

いずれにしても、Manageboardでは組織図と異なる予算管理上の部門階層をもっている場合でも、柔軟にグルーピングした単位で数値を集計・表示することが可能となります。

さいごに

今回はManageboardのタググルーピングについてご紹介しました。

タググルーピングにより、集約された単位ごとの予実比較を柔軟に行うことが可能となります。

最もポピュラーなタググルーピングの使用ケースである部門および部門階層の考え方については、後日noteで展開しますので、そちらもご期待ください!

(この記事を書いた人)
小野敦志。日米の会計事務所勤務を経て、Big4税理士法人にて国際税務アドバイザリー業務に従事。2020年7月に株式会社ナレッジラボに入社し、現在はManageboardのカスタマーサクセス責任者として、Manageboardの導入支援を統括。米国公認会計士。

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