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ラグビー界屈指のスーパースターの自己認識が分かる1冊

『ボーデン・バレット 世界王者の司令塔 ~頂への道のり~』を読了。

ついこの間まで、日本のトップリーグのサントリー・サンゴリアスで、プレイしていたので、ラグビーに詳しくない人も「スポーツニュースで見たことあるぞ?」と思うかも知れません。

ちょっと説明を加えると、世界最強なんて評されることもあるオールブラックス(ラグビー・ニュージーランド代表)の看板選手の1人で、ワールドラグビー年間最優秀選手賞を2016年、2017年の2年連続で受賞したとってもすごい選手です。

サッカーで言うなら、バロンドールを2年連続で取ったことがある、リオネル・メッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手と同じような立ち位置にいる選手と言ってもいいと思います。

世間的な評価も高いですが、実際にプレイを見ると、多くの人が納得すると思います。

そんなボーデン・バレットが、どんな生い立ちで、どんなことを考え、感じながら、ここまでのラグビー人生を歩んできたかが分かるのがこの1冊。

圧倒的なスーパースターの1人だと言えるのに、本人は謙虚かつ実直。その背景にあるラグビー選手であった父、兄への思いや関係性とか、興味深かったです。

人はいきなりスーパースターになるんじゃなくて、小さな積み重ねとその都度の気付きにより、成長し、階段を登っていくんだなと思いました。

巻末には、ボーディのスキル解説があり、バレット家、父の教えなども明かされていて、ラグビーキッズの父親的には学びも多かったです。

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