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スポーツを教える先にあること~書籍『竹田流人間力の高め方 御所実業高校ラグビー部の挑戦』

高校ラグビー、奈良県の強豪・御所実業を長年率いていた竹田寛行さんの著書を購入。

部員2人のラグビー部から、全国大会に出場する強豪に育てあげた方で、ここ2年の花園での活躍で私が御所実ファンになったことと、漏れ伝わってくる竹田先生の人柄にひかれて買ってみた。

パッと見は、めっちゃ怖そうなのに、以前見たドキュメンタリー番組では、生徒たちからすごく親しまれているのが、伝わってきたり、寮として自宅に学生を住まわせたり、家庭の事情で進学を諦めかけていた生徒を受け入れたり、別の強豪校をやめてしまった子を受け入れたり、昭和の熱血先生を地でいく熱い人なのだ。

でも、一番ひかれたのは、毎年、御所市で開催している御所ラグビーフェスティバルのエピソード。

悲しい事故がきっかけで始まったイベントながら、実に30年以上の歴史を誇る、町をあげての一大イベントにまでなっているというのが熱い。

ラグビーの指導を通じて、ラグビー以外の部分(町おこし)にまで貢献していくてっていうのは、スポーツ指導のあり方としてかなりすごいことだと思う。

読んでいて「スゲー」しか言えない状態だったけど、期待どおりの本だった。

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