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みち

僕らはこの道を往く
果てしない山道だ
前を見ても後ろを見ても
ただの暗闇しかない
ただ一人
険しい道を往く

世間の言う成功者や
立派な人間はみな
僕の遥か先で暮らしていて
ずっと恋焦がれて
僕はずっと手を伸ばしている
果てしない
努力の奴隷になって

僕らが道を歩く時
誰しも孤独に囲まれて
たった一人の群衆になる
だが
孤独の手を取れた時
初めて人は歩を進める

僕らはこの道を往く
僕らはこの道を往く
たしかにこの脚で
山を登る

ゆっくり
ゆったり

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