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旅の記:2023年10月のツアー⑩脇本城(秋田県男鹿市)

【旅の記:2023年10月のツアー⑩脇本城】

檜山城・湊城と共に安東三城の一つ脇本城へ。明確な築城時期は不明とされ、もとは鎌倉時代の元弘4年(1334年)頃、北条氏派の武将が築いたとされる。
康正2年(1456年)北海道に退いていた安東政季が出羽国に戻り、小鹿嶋(現在の男鹿)に入って、この城を拠点にしたと推測される。
元亀元年(1570年)に安藤氏を統一した安東愛季が天正5年(1577年)に既存の城に大規模な改修を行って、一時居城とした。
愛季を継いだ実季が平城として、湊城を築き本拠を移したため、天正18年(1590年)の豊臣秀吉による奥州仕置から慶長7年(1602年)に佐竹氏が入封し久保田城を築く間に廃城になったとされる。

男鹿半島へ。海岸線には巨大風車が並びます。
脇本城入り口。
駐車場が上にもあるということで
菅原神社参道の脇を。碑にある菅江真澄さんは江戸時代後期の旅行家。
案内所のところにあるPに止めて、
のぼっていきます。
内館跡
主要地区(主郭部)へ
空堀
主郭部
城下町を望む
東端の曲輪
城内を見渡す。かなり広いですね。
前日はかなりの悪天候だったそうで、この日も不安定な天気でした。でも雲の流れが雄大でしたね。虹も出ました!
城内の菅原神社へ。

また城敷地には愛季が葬られたと伝わる萬鏡寺、愛季の兄弟が開いたとされる本明寺があります。その大きさは東日本屈指の15ha。中央に古来から男鹿半島の道だった「天下道」通ります。
安東氏を統一した愛季でしたが、まだまだ周りは敵だらけで、屈強な城が必要だったのでしょう。


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