得ることは失うこと

 今回は野球を通じて、たくさんの本を通じて学んだ何かを得るということについて書いていきたいと思います。


トレードオフ

 何かを得るということは何かを失うということである。これがトレードオフです。例えば野球人が筋トレのベンチプレスをすると胸筋やその他の筋肉がつき、これは打球の飛距離が向上します。しかし、それと同時に胸郭の可動域が狭くなり、これが投げることの足かせになってしまいます。
 このトレードオフを考えて、物事の習得を行わなければ、自分の長所が消えてしまうことになりかねません。
 何かを得ようとするときはどういう方法で、何を伸ばせばどうなるのかというその本質に目を向け、トレードオフを考えて適切な努力をしなくてはいけません

物事の習得ステップ

 僕は、物事の習得のステップは3ステップであると考えています。
「分かる」⇒「意識すればできる」⇒「無意識でもできる」
「分かる」というのはどうすればいいか、その物事を得たらどうなるのか、今は何が足りないのか本質の部分を知るということです
「意識すればできる」というのは言われて考えたらできる、練習ではできる、格下相手の練習試合ではできる、つまり考えられる余裕があるときに出せるということです。
「無意識でもできる」は格上相手でも、公式戦という大舞台でも何も考えずに出せるということです。
僕は、ステップを上げるためには考えて反復を繰り返す必要があると思います。幼いころに「何事も続けることが大切である」と学ぶのは反復こそが無意識という絶対的な力を得るのに必要不可欠なことであるということだからと私は解釈しています。

これから、何かを得ようとするときには大切にしていきたい考えであります。

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