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人生は山登り

 2020年になり、コロナ騒動があり、色々な物事が大きく変わろうとしているように思います。
 私もこの人生45年を振り返ると、特にこの1、2年は厳しかったように思います。
 今までは22、23歳の新卒の会社に入社したころが一番大変だったな、ということがありましたが、同じくらい大変だったように思います。
 ただ、この大変だった、というのは、ただ、嫌な思いをしたとか、そういうことだけではないのです。もちろん、しんどかったとは思いますが、とても意味のある時間であり、自分について知り、人を知るというとても学びの大きい期間だったようにも思うのです。
 そう考えると、私にとっては、この期間は何にも代えがたい、非常に有意義な時間だったと思います。もちろん、もう一度体験したいか、と言われれば、避けたいというのはあります。でも、その学びがあったからこそ、次に進むことができるのではないかと思っています。

ラジオから流れる「みなさん、頑張ってください」に涙しそうになる

 私など、本当に苦労している人から比べれば、全然、苦労を知らない人なのだとは思います。それでも、自分なりに大変だなとは思うこともあり、今日、たまたま車の中のラジオで、ある有名アーティストが、「みなさん、頑張ってください」というたった、一言にジーンときてしまいました。何にいったいジーンときたのかはわかりません。でも、きっと、そういうことを言えるそのアーティストも、きっと、すごい頑張っているからこそ、そういうセリフが出るのだと思いますし、だからこそ、その小さな一言で、人を感動させることができるのだと思います。
 やるしかないんだと思います。みんな、それぞれに課題があり、みんな頑張っている、そう思います。楽をしていそうに見える人だとしても、その人が必要とするテーマを解決したり、考えたりしているように思います。

やさしい人になりたい

 私はいつも思ってはいるのですが、なかなかできていないこととして、「やさしい人になる」ということです。やさしさというのは、自分の思うやさしさが半分、それと、その人があるその他人の気持ちになって考えたときのやさしさの半分、その二つでできていると思います。
 私は、自分から見た他人に対するやさしさは割とできる方だと思います。ただ、人を怖がっているところがあるのか、その他人になって考える、ということをちゅうちょしてしまうことがあるように思っています。ただ、それができないと、自分よがりのやさしさになってしまうと思います。本当に必要なのは、その人の立場になって考えたときに自分がどういう行動をするのかを考えるということだと思っています。それがわからないと、いつも誰かのために、と思っているつもりが、ただの自分よがりとなり、他人にはその気持ちは伝わらず、空回りということになっていきます。

何のための人生

 何のための人生なのかは、みんなそれぞれに抱えてもってきているものだと思います。これこそ、人によって全く異なるものだと思います。だからこそ、面白いと思いますし、それをある程度考えながら、他人についても見ていくことで、この人はどうすると喜んでくれるのかな、ということがわかるように思います。つまり、自分自身の人生が何のための人生なのか、ということを考えるのももちろんですが、誰か自分と接する人を見て、その人は世の中に対し、何をやっていきたいのか、他人に対し、何をやっていきたいのかを考えることで、どのように接したら良いのかもわかるのかもしれませんん。その人にとって、喜ぶことをする、それがその人に対するやさしさの一つになると思います。
 タイトルに人生は山登りと書きましたが、たぶん、山登りだと感じている人は、色々なことを経験できるのだと思います。そして、山というくらいですから、より高いところに登れるのかもしれません。また、登るというからには大変なのかもしれません。でも、何かを得ながら前に進んでいるということは確かですから、それを嘆(なげ)くものではないのだと思います。大変だけど、毎日前に進んでいく、毎日登っていく、それはきっと、その人が望んだことなのかもしれません。
 命がつきるその時まで、前に進み続けるとレベルアップできるのかもしれません。
 今もし、毎日本当にきついなぁ、と思う日々を送っている人がいらしたら、きっとそれはその人にとって、とても大切な何かを得るための時間なのかもしれません。もちろん、必要な苦労と、不要な苦労はありますので、その大変だなぁ、と思う日々を送るときに、これは自分に必要だ、と感じるのであれば、それはきっと、ポジティブな、つまり必要な苦労なんだと思います。逆に、そうではないとするならば、何かを変更しなければならない、というメッセージなのかもしれませんね。


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