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Hump Backに圧倒され、嫉妬した1日。

Hump Backに圧倒されてしまった。こんなにカッコいいバンドがあるかと、自分の感情全体をひっくり返されてぐちゃぐちゃにされた。最高のバンドを見つけてしまった。23歳の今日まで生きててよかった。


2020年2月ぶりに有観客のライブに足を運んだ。2019年、100本はライブを見ていたのに、めっきり行かなくなっていた。

GWのはじまりごろ、2022.5.4(水祝)大阪城音楽堂 Hump Back pre. "ACHATTERS 2022" をたまたま見つけた。なんと橋本絵莉子さんが出るじゃないか..!! 橋本さん目当てで、さっそくチケットを取ってみた。

Hump Backの存在はずっと知っていた。行くフェスほとんどに出演しているし、知り合いから何年も前に「Hump Backの林萌々子さんはまじでロックやで。ライブかっこよすぎるから見て」と言われていた。

好きなバンドで溢れかえっていた自分は、Hump Backをフェスのタイムテーブルに入れることなく、2022年まできていた。知っているのは「ボーカル林萌々子はどうやら、強烈にロックでかっこいい」という情報ぐらいだ。



18:00: Hump Backの時間がやってきた。観客の空気も明らかに変わった。自分は初めてだけど、Hump Backの音楽を何度も浴びている人たちなんだなぁと感じながら、3人の登場を待った。

ライブ前、予習のために数曲だけ聴いた自分にも、良い違和感は残った。どうやら只者ではないかもしれない。数メートル先にいるHump Backと対峙して、その違和感が確信になった。只者ではない。

髪をかきあげる仕草。手を広げて足を広げて、ギターを高く掲げて、かき鳴らす姿。あまりにかっこいい。生きるとはこういうこと。自分の生きていきたい人間像をステージで体現していた。こんなん嫉妬するわ。

MCの言葉が眩しすぎて、直視できない。でも林萌々子さんから発するメッセージ、エネルギーが刺さらなくなったら、つまんない自分になる気がして嫌だなと思う。

今日 Hump Backに出会った。だからメンバーの脱退も、バンドマンとして生きていく葛藤も知らない。武道館ライブも大阪城ホールも知らない。これから音楽を通して、Hump Backの喜びと葛藤を浴びて、生きていきたい。

2022年5月4日。あまりにかっこよかったので、文章に残してみた。


生き抜くために生きてる 生き抜くために息してる

Hump Back - 「番狂わせ」

つまんない大人になりそうになるたびにHump Backを聴こう。ステージで走り回って叫んでるHump Backに会いに行こう。


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