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【MEMO.23】他人の話を聞く


自分のなかに譲れないものがある。


そんな人は多いのではないでしょうか。

誰かと打ち合わせをするとき、交渉するとき、はたまたプレゼンするときなど、自分のなかで貫き通したい意志であったり、要素といったものが人それぞれあると思います。


それを貫くのは大いに良いと個人的には思っています。

自分の意思がない人は最終的に信用される人にはならないと思いますし、そのこだわりがその人らしさを生み出すものだからです。

「らしさ」はその人の魅力です。その人だからこそ選ぶ道、回答、意思決定の積み重ねがあって、人間は構成されているのですし、それに惹かれるからこそ人は人を魅力的に感じるのです。


ただ、それにこだわりすぎるのもよくありません。変な意地を張って周囲のからの意見を聞かないようにしてしまい、本来なら自分を助けてくれるはずの意見にまで耳をふさいでしまったら、それは本末転倒です。

自分の意見がどんどん独善的になってしまい、周りの意見を無視して作り上げた結果、誰にも見向きもされないものを作っても、それこそ意味がありません。


守りたいものがあるのは重々理解したうえで、自分のなかで「本当に譲れないもの」は何なのか、明らかにしておいた方がいいと思います。

それを軸にして話し合いをし、それ以外の点の指摘ならば、素直に聞いたほうが良いと思うのです。

たとえば、会議で自分の企画をプレゼンするとき、企画の「メイン」の部分を譲りたくないとするのであるならば、メインを修飾・サポートする脇の部分の意見は素直に取り入れたほうが良いと思います。

自分ひとりで決めていい仕事なら無視してもよいですが、そうはいかないのが社会。どうしても上司だったり決裁権を持っている人の意見を取り入れないと話が前に進まないこともあります。

そういうときにムキになって対立したりすると後々面倒だったりするので、そういうときは妥協するのも手段の一つ。嫌なら自分が偉くなるか、一人でやれる力を身に付けるか、はたまた独立するしかないでしょう。

自分にとって本当に大切なものは何なのか、それをいつでもはっきりと認識した状態で日々の生活を送れれば、他人からのアドバイスを無駄にすることなく過ごせるのではないでしょうか。

あまり意固地にならずに、リラックスして他人の話を聞きたいですね。


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