見出し画像

働くことの喜びを感じている!

昨年の秋に心身の不調によって3か月間、仕事を休んだ。12月からリハビリ出勤をし、順調に回復し仕事も少しずつ以前のようにできるようになってきた。

現在の職場に30年以上勤務し、30代後半から管理職になり、その後ある部署の責任者にもなった。長い間の長時間労働や気疲れにより、心身が衰弱し、昨年の秋に仕事に行けなくなってしまった。

今回の休職は、「神様が与えくれた長い秋冬休み」と思うようにしている。具合が悪い状態のまま働き続けていたら、急に倒れてしまうか、重い精神疾患になるか、突然死していたような気がする。

休んでいる間に、自分にとって大切なものをいくつか取り戻した。家族と一緒にいる時間やふれあい、健康に必要な睡眠・運動・食事、ある人との3年ぶりの再会、高速道路の運転復活、noteでエッセイを書く、ことなど。この休職がなければ、漫然と働き、頭の中は仕事のことでいつもいっぱい、という状態が続き、何ひとつ取り戻すことはできなかったと思う。

3か月も仕事を休んでいると、3か月目には社会に貢献していないという罪悪感や社会に置いてきぼりにされているという孤独感に襲われた。このまま仕事に行けない状態がずっと続いてしまうのではないか?という強い不安もあった。

12月から職場復帰をし、1か月が経過した。職場に行って、多くの人と一緒に働くということが、シンプルに楽しく、喜びなんだなあと、この歳になって改めて感じている。仕事中は何かしらのコミュニケーションがあり、それは人間にとって、とても大切なことであり必要なことなんだと。
人間の大きな欲求として「社会欲」というものがある。自分が社会に関わり、人に必要とされることが、人間にとって必要不可欠な欲求であると改めて感じている。

不調になる前までは、休日であっても疲れ果て、なるべく人と関わりたくない、仕事のことを考えるのが億劫だ、と思うようになり、不安や動悸が起きたりと、普通ではなかった。本来の自分ではなく、だれか別人が乗り移っているのかと思うほどだった。その時の自分は、シンプルに働く楽しさや喜びなんて全く感じられなかった。

定年まであと数年、働けなくなるようになるまで10数年かもしれないが、この働ける喜びを常に大切にしてこれからも残りの人生を生きていきたい。

理想を言えば、自分が死ぬ当日まで働き続け、この喜びを感じていたい。

#働く #仕事観 #社会欲 #働く喜び #休職

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?