思考停止の危険性〜エルサレムのアイヒマン〜
こんにちは。
キャリアコンサルタントKです。
今日から、他のnoteクリエーターさんの投稿を1日1回、シェアすることにしました👍
「自分が良いと思ったnoteを他の人にも読んでもらいたい!」という思いがキッカケなのですが、さらに “もう1つ” 自分の意図があります。
それは、
note = 自分の思いや考えを発信するもの
という “ある種の常識” に囚われているのではないか?という疑問です。
もちろん「自分の思いや考えを発信するもの」であると思いますが “それ以外の用途” はないのでしょうか?
例えば “他の良い記事をシェアするような装置(ハブ)として、自分のnoteアカウントを使う” こともできるのでは?
...そう考えた上でのアクションが「1日1回のシェア」です。
そこで、今回は「常識やシステムを疑わないことの危険性」について描いていきます✏️
『エルサレムのアイヒマン』 ハンナ・アーレント
オリンピック直前にバタバタと解任劇が発生しましたが、その中の1つに「第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人などのホロコースト(大虐殺)を揶揄(やゆ)したこと」というものがありました。
ナチスドイツによるユダヤ人虐殺計画において、膨大な人間を「処理」するためのシステムの構築において、主導的な役割を果たした人物が「アドルフ・アイヒマン」です。
最終的にアイヒマンは「エルサレム」で裁判を受けて処刑されることになるのですが、その裁判の様子をまとめたのがハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』です。
さて、ここでnoteを読んでくださっている方に質問です。
アイヒマンとは「ナチスドイツによるユダヤ人虐殺計画において、膨大な人間を「処理」するためのシステムの構築において、主導的な役割を果たした人物」なのですが、どのような人物・人物像だと想像しますか?
・・・
これだけ読むと「怖い」「冷酷」「残虐」な人物を想像しそうですが...
実際は「小柄」「気が弱そう」「普通の男性」だそうです。
つまり、人類史に残る大量虐殺の仕組みを構築した人物は「小柄」「気が弱そう」「普通の男性」でした。
ハンナ・アーレントは、
アイヒマンが「ユダヤ民族に対する憎悪」や「領土欲」や「他国からの侵略への恐怖」等で大量虐殺に加担したのではなく、
「普通の男性」が組織の中で「出世」のために大量虐殺の仕組みを作ったこと
を書籍にまとめ、社会に対して警鐘を鳴らしている、と言えます。
さらに言えば、
目の前にある仕組みやシステムに対して、何ら疑問や批判の意見・視点を持たず、ただ従順に従うことが “いかに” 危険であるか
を伝えています。
仕組みを疑わず、うまくやろうとする私達
私たちは、何かしらの仕組み・システムがあるときに、
「システムを疑う・見直そうとする」のではなく、
「そのシステムの中でうまくやろう・立ち回ろうとする」傾向があります。
もちろん、その傾向があるから社会や組織がうまく回っている側面もあるため、一概に「これ」が悪いわけではありません。
しかし、「システムの中でうまくやろう・立ち回ろうとする」ことを重視するあまり、「そもそも」を問い、疑問を持つことを忘れがちです。
「思考停止」という言葉がありますが、まさに「思考停止の危険性」の1つと言えるのではないでしょうか?
自分の身の回りの仕組みに疑問を持ってみる
今回はやや “重い” テーマでしたが、いかがでしたか?
「noteに関するテーマ」なのに大袈裟な!と思ったかもしれません😅
ただ、今回のnoteでお伝えしたかったのは「自分の身の回りの仕組み・システムに対して無自覚・思考停止であること」が、必ずしも良いことではない(もしかすると悪い作用を生んでいるかも)ということです。
そして “そこ” に疑問を持って考えてみることで、勝機・商機があるようにも思います。
今回のnoteが少しでも参考になれば嬉しいです!
🌸 🌸 🌸 🌸 🌸
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
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