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何でもできるは「何もできない」と同じ

3月に転職をして、早いもので2ヶ月になります。
その間に痛感した【何でもできるは「何もできない」と同じ】について書きます。

転職した会社はどんな会社?

3月から勤めている会社での私の役割は「研修講師」です。
自社の主力商品(主力研修)はもちろんあるのですが。それ以外の研修は自社の営業担当が受注して、先方企業様と一緒に作っていくイメージです。

営業担当者は企業の人事課題をお聞きしながら、最良と思われる研修を提案するのですが、その際に「登壇する講師」は営業担当が決めます。
つまり、ここで営業担当から「選ばれる講師」と「選ばれない講師」が発生します。
ちなみに、私は正社員(会社員)なので、担当する研修の有無に関わらず、一定の給料は約束がされています。とはいえ、実施する研修の数(≒営業担当から選ばれた数)が給料に反映される仕組みです。

問われる自分の専門性

入社してから、多くの営業担当者に聞かれたことは「何が得意ですか?」「何が専門ですか?」「何ができますか?」ということです。

私は「知識」と「研修の実施」の両面で、「それなりに実施することができる」と思っています。経営全般の知識はMBAを活かし、話し方や声のトーンもキャリアコンサルタントでの経験を活かすことで、研修全般に対応することができると思います。

しかし、営業担当者から問われたときに「何でもできるは、何もできないと同じ」ということに気づきました。「自分には強みがない」ことに、その時、初めて気がつきました。

確かに「何でもできる」は一つの強みですし、「何でもできる」と「何もできない」を比較すれば、もちろん「何でもできる」が良いと思います。笑
しかし、「何でもできる」だけでは不十分です。

あくまで「自分が専門性を持っている分野・得意な分野」があった上で、さらにプラスαで「何でもできる」ことで、自分の価値は高まるように思います。

「●●が専門です」と胸を張って言えるか?

私はキャリアコンサルタントであり、「キャリア」や「心理」の領域では、一定の経験を積んできました。
しかし、どこかで「キャリアが専門です」「心理が専門です」と胸を張って言えない自分がいました。・・・問われる場面/言う場面が無かったのもあるとは思いますが。苦笑

30代中盤で「自分の専門性が弱い」ことに気付けて良かった!と思い、これからは「専門性」「得意領域」を意識して、自分自身を高めていくことが当面の目標です。

noteを読んでくださったみなさんは「●●が専門です」と胸を張って言うことができますか?

自分の専門性や強みを振り返るきっかけになれば嬉しいです!


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