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[まとめ] 着想とテクノロジーで乗り越えたい。 飲食・食品のアクション

飲食店の灯火が消えてゆくことは「食文化の断絶・貧弱化」を引き起こします。寿司や焼き鳥、蕎麦‥世界から称賛される日本の食カルチャーを盛り上げていたのは飲食店の熱量に他なりませんし、次世代に「おいしさ」を伝え継ぐリレーの走者もまた、彼らたちです。

一方で、私達の祖先たちは”様々な危機”から食文化を創ってきました。
江戸時代の飢饉の時は、米以外の栽培を奨励し日本各地でサツマイモの栽培が広く普及。そこからサツマイモ料理は広く作られるようになったという話もあります。日本食の代名詞とも言える味噌や干物、漬物だって飢饉対策の結果としての食文化です。

ーー日本の食文化が最も豊かだったのは平成までだったーーー
そんな歴史にならないために、今を生きる私たちは何ができるのかと問えば、「着想」と「テクノロジー」の力を借りて前進していくことなのだと思います。

食ビジネス界隈のみなさんの「前進」へのチャレンジを各所で知ることが増えました。情報としてまとめさせていただきます。


サプライヤーから一歩前へ。

ここから紹介するアイデアや事例はオンラインショップやテイクアウトなどの「販売の場所」を変えただけではなく、そこにもう1つのアイデアなどをプラスしているものを意識的に選びました。
今は余裕なんてないと思いますが飲食店や料理人が、食品のサプライヤーからピボットで可動域を増やすことでビジネスモデルは大きく変わるはず。飲食店は第一線で活躍する食のメディアとしての役割も担っていくのだと思います。それではいってみましょう。

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▷着想_アイデア

これからは不確実の時代。
天災・人災・政治経済においても「これまではこうだった」は通用しない荒波の時代に突入しているので固定概念を突破してカスタマイズしていくことが必要なのかもしれません。料理人が提供できることは「料理」だけではないはず。スキルや言葉、働く姿勢も発信していくと全てが繋がっていくのかもしれません。



▷飲食店_手法1_オンライン料理教室

テイクアウトだけではない「お店×顧客」の接点作りもはじまっています。自炊する機会が増える今、料理スキルに課題を感じたりレパートリーを増やしたいと思う方も多いはず。何よりも”有り余る自宅での時間”をスキルアップの時間に変えたいと思う方も多いと思います。
こんなオンライン料理教室が増えるのは、とての素敵なことだなと思います。


▷飲食店_手法2_Online shop×コミュニティ活性

新しいカルチャーとなった「オンライン飲み会」。
このシーンにどれだけ”意味をもって”食品との接点が作れるかが重要だと思っています。ただオンラインショップで購入してもらうのではなく、普段伝えきれていない作り手の熱量や調理ポイントもうまく伝えていくと、コアファンが創出できるはず。

上記のように完全に!完全に個室体制にしたレストラン構想も生まれていました。陸の孤島レストランとでも言うべきか‥。

▷飲食店応援_オンラインコミュニティ

苦境の飲食店を応援するコミュニティも立ち上がっています。


▷ファン化_レストランのレシピおすそ分け

プロの料理人やお店の味を無料公開する動きも。
取り組みで実収益がでないとしても、エンゲージメントは高まるしPRとしても素晴らしい。何よりもこの意識が素晴らしい。


▷テイクアウト支援

更にこんな支援もありました。


▷生産者支援_Onlineマルシェ

家庭用流通と、レストラン用流通には大きな壁があります。
家庭用食材の食材は今はバブル状態ですが、レストラン向けに出荷準備していた食材たちは行き場をなくしています。そんな生産者さんのためにいくつかのプロジェクトが立ち上がっている模様。


情報は随時更新していって、俯瞰して事例など閲覧できるようにしていきたいと思います。アイデアを出し合って頑張っていきたいです!


このあたりのアクションもきちんと把握していこうと思います。


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