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大企業スキルの活かし方ってなんだろう|#20 第三者からの評価が自信になる

こんにちは。
2年前に大手メーカーを退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。

いまは沖縄を拠点にノマド生活をしています。

牧志の公設市場の裏にはせんべろできるお店がたくさんあります。サクッと一杯飲んで帰ると言うのができて良いです。
〜〜〜〜

このnoteは、大企業で培ったスキルに価値を見出したい!という取り組みをするに至るまでとか、大企業にいた当時の経験を振り返る連載です。

しばらく月イチ海外に行った話が続きましたが、海外行って現実逃避をしていたわけではなく、むしろ仕事も充実していました。今回は、少し時間を遡り広告論文で入賞した時のお話です。

前回の記事はこちら

JAA広告論文

2015年に宣伝部門に異動して商品プロモーションを担当していた時、
毎年日本アドバタイザーズ協会(JAA)で広告論文の募集があった。

キャンペーンなどの取り組みを論文形式にするもので、過去に先輩が受賞していたりもする。

そもそもある程度大きめのプロジェクトをやらないと論文に書けるものがないんだけど、当時の上司からは積極的に応募するように言われていた。

「自分の仕事を振り返るいい機会」だから一回書いてみるといいよ。

この一言は今でも覚えている。

確かに仕事の振り返りってプロジェクトの評価としてはやるけど、自分の頭の整理とか記録として残しておくのはなかなかやらない。
異動して1年目はとりあえずまだ何も成果が出てないレベルのものだったけど、論文がどんなものなのか出すだけ出してみようと書いてみた。

結果は当然落選。逆にこれで受賞してしまったらどうしようと思う仕上がりだったので、想定通り。

狙いは翌年、商品のフルモデルチェンジを担当して、論文書くときにはプロジェクト評価まで終わっている、ちょうどいいタイミングだった。

夏休みの宿題としてめっちゃ賞狙って書いた。

何万字だったっけな。
プロジェクトの始まりから終わりまで自分が担当できていたのでそれをまず振り返って、この取り組みのチャレンジ要素と成果をまとめる。

夏休み明けに上司に見てもらって推敲して、入賞できますように!と応募。

銀賞もらった!!

スーツ姿で緊張してぎこちない笑

なんと!入賞!!!
しかも銀賞!!!

論文はここで読めます。

https://www.jaa.or.jp/contest/thesis/

なかなか社会人になってから何か表彰されることってないから、授賞式すごく緊張。写真の通り今の私の雰囲気とも違う、ぎこちなさ笑
過去の自分かわいい😂

職場の先輩たちが見守りに来てくれて写真撮ってくれた。優しい。

授賞式とは別に、受賞記念に論文の内容を報告する場も設けられていて、スライド作ってこの論文で論じたプロジェクトの紹介や取り組みについてをシェアさせていただく。

銀座のホテルの会場には、事業会社の人もメディアや代理店の人もたくさんいらっしゃって、そんな中で話すのも初めての経験。

今自分が伝えられることを伝えるしかできないと諦めて、スライドに詰め込んで本当にこれで大丈夫ですかね?ってすごく心配だったから、後から良かったと言ってもらえて安心した。

ここにも職場から応援(?)に何人も来てくれた。いい職場だ。

いまこういうのできるのかどうか知らないけど、当時はそういう環境で良かったなってすごく思う。

でもどこかで、会社の看板でゲタを履かせてもらってることを忘れちゃいけないって思ったりもする。このプロジェクトはもちろん私1人のものじゃないし。これは謙虚にすべしという気持ちなのか、自身のなさなのか。両方か。

第三者からの客観的な評価って実績にしやすい

論文の入賞は公に公開される情報なので実績として出しやすい。

会社の仕事って中身も含めて外に発信するのってハードル高いじゃん。
それに大人数でのプロジェクトは私がやりましたって言えないから、これまでの実績を書いてくださいって転職エージェントとかに職務経歴書書くように言われる時とか困るんだよね。

それ全部自分の実績じゃないとも言えるし、
自分がやりましたとも言える。

これは大企業の人が自分のスキルを認識しにくい要因の一つと思う。

スキルって「できること」「やったこと」から来ると思うけど、そもそもこれをやりました!これができます!って表現しにくい問題。

社内評価は定期的にするけど、それが外の世界で通用するのかどうかって全くわからない。会社の中では自分はどの役職でどんなことができて、次に目指すところは何かというのは具体的にわかるんだけどさ。まあ、大企業だと外と比べず中で完結できちゃうっていうのもあるよね。

なので、個人名で論文受賞したことは私にとって外でも評価されるという自信につながった。

会社の看板や仕事の内容は自分の力じゃないけど、それだとしても評価を受けるということには意味があると思って。こんな機会ないと個人名が外に出て行くことはないからね。

「自分の仕事を振り返るいい機会」になったし、さらに自分の名前を知ってもらうきっかけにもなったと思う。

受賞者の報告会の情報を取引先の方が見て、頑張ってねって言ってくれたり、お会いしたことない人たちの間でも話題に上っていたりしたみたい。そんなことめったにないじゃん。

余談ですが、この報告会に中高の同級生でテレビ局に勤めている子が聞きに来てくれていてまさかの再会を果たす。

外からの客観的な評価、作れるなら作ったほうが社外の人にも知ってもらえていいなって思った。


最後までお読みくださりありがとうございます!
📸サムネ:パッソの広告の前でK(2016)

また明日。

★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう



★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業にいた経験やスキルを言語化して価値を見出すべく「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。

Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
Instagram:https://www.instagram.com/atsumiee_/

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