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落語×出会い

大阪生まれの大阪育ち。小学生の頃、土曜日はおうちに帰ると吉本新喜劇がついていたし、漫才とかお笑いが好きやった。この頃、落語とはまだ出会っていない。

中学生の頃、通学の満員電車の中で友達3人と、「今日はいつも乗ってくるあの人を笑わせよう」とターゲットを決めベラベラ話し、その人が笑いをこらえていたら、友達と「今日も勝ったな!(何にや)」という純な中学生やった。この頃、落語とはまだ出会っていない。

高校生の頃、恋などする暇もなく、探偵ナイトスクープにコネタを出そう!と友達と考えているようなこれまた、純なJK(純ってなんなん)やった。この頃、落語とはまだ出会っていない。

大学時代はバイトに明け暮れ、なんやかんや流れ着き30代でライターに。仕事としてはインタビュー記事が多かったけれど、ほんまに書きたいものはこれじゃないなぁとぼんやり思う程度。

もともと漫才は好きやったので、構成作家の先生が主催するワンコインの漫才講座にふらりと参加。同じ書くでも、こういう世界があるんやぁと刺激を受けた。この頃、落語とはまだ出会っていない⇒しつこい

37の頃、大好きやった父が亡くなり、どっぷり落ち込み、何もする気がなくなるも、その先生にお会いした時に、落ち込んでる話をしたら、なぜか「落語でも書いてみたら?」と勧められ・・・。

落語?

落語って、一人しゃべりの?私、ちゃんと聞いたことないし…。あまりにも知らんので、Youtubeで何本か落語をチェック。ようやく、落語と出会いました。なに、このサゲのとこで、稲妻走る感覚。オモシローイ。

落語台本のコンテストがあるというので、落語の掟(あるんか)とか知らんけど、亡き父のことでも書いたれ!と思って書いた終活の話が、佳作に選ばれた。これぞ、ビギナーズラック!

落語を知らぬがゆえに自由にかけたのが良かったのかもと今では思う(それから毎年出してるけど、なかなか受賞しない)。

そして、授賞式の翌日が父の命日だったこともあり、「これはお父さんが、書けというてるんや。毎年、コンクールに出そう」と決意(単純)

落語を書いているといっても、一人でコンテストのために書いているだけで、仕事をもらうこともなく、落選したら、台本はただの紙切れ。誰に読まれることもない。

励ましあう仲間が欲しいなぁと思ってFBに書いてみたら、意外と近くに書いている人がいて驚いた。いうてみるもんですね。

ある70代の女性は、自分の書いた台本をアマチュアの落語家さんにお金を払ってやってもらうというイベントを企画していた。

そうか、仕事とかやりたいことは、自分で作りだせばいいということを教えてもらう。

そして、せっかく書いた台本で、ここをこう直したら、もっと面白くなるよというアドバイスとかいただけたら、スキルアップもしていけるのに…と思っていたこともあり、新作落語台本の授賞式で一緒になった、横井(以下さん太)さん(おそらく、落語台本を書いている人で知らない人はいないのではないかというぐらい、毎年賞をゲットしておられます)に、講座とか開いてもらえないかと、勇気を出して聞いて(ナンパ)してみた。

私はこの時も佳作で、さん太さん作の落語台本「結びの神」が優秀賞やったんやけど、ストーリーは面白いし、オチの前に、え!?そんなことが!マジで!というような展開があり、さん太さんの頭の中、どないなってるんや、のぞかせてーと興味津々。

興奮気味にコツをおしえておくんなまし!と聞いてみたら「僕が教えてほしいぐらい。運がいいだけ」というじゃありませんか。

いやいや、そんなわけアルマーニ(誰)。

毎年、受賞しといて、まぐれて!そのコツを教えて!としつこく食い下がっても、めちゃ謙遜されて。

それから、勝手に、メル友(古)として、さん太さんが賞を取るたびに、おめでとうございます!と勝手に尊敬し続けること数年。

初めて啓発落語の台本を書いてという依頼が、知り合いからやってきたので、さん太さんに連絡して、私が書いた啓発落語台本でもやってもらえるか確認し、大阪にお呼びして啓発落語会にご出演いただきました。私が書いた拙い台本も、うまく形にしていただけて…涙。言うてみるもんですね、パート2。

その時も、しつこいぐらいに、落語台本を書いている人の中(私のこと)に、アイデアの出し方とか、考え方とか知りたい人もいると思うから、なんか講座とかしてもらえないか?(その70代の女性からもそんな声が出ていた)とお願いするも、いつものように謙遜されるだけで。

「教えるとかはおこがましいので、落語を書いている人たちと、集まってワイワイ話すとかいいですね」とおっしゃってくださったけれど、コロナ渦。

落語で何か楽しいことできないかぁと悶々としてたんですけど、何かをする場合は、自分から動いていかなあかんなと教えてもろたやんか。

自分の台本を高座にかけてもらうイベントを開いたり、寄席を企画する人を見て、私は、口ばっかりやったなぁと反省。

ここからが本題(長っ)

現在、啓発落語や漫才を広めることできるサイトを作ろうと動き始めました。うまくいくかは分らんけれど、楽しいからええかと。

そして、さん太さんにも啓発落語のPR動画の撮影で大阪に来ていただき、撮影も無事終了!

やっぱりさん太さんに来てもらったら、しつこく誘わなあかんっていうことで。

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ちょうど、さん太さんがまた、落語協会の新作落語台本のファイナリストに選ばれておられたので(私は選ばれず)「受賞作品を一席やってもらって、あとは、コツとかテクニックとか、色んな質問に答えるみたいな講座してもらえませんか」と聞いてみた。

場所を貸してくれた方から「その話、前からずっーと言うてるな(しつこいな)」と言われたけれど、いや、もう私がスキルアップしたいねーんと。台本の添削もやってもらいたいねん!受賞したいねん!!(赤裸々)。


松岡修造さんばりに、言うてみるもんですね、パート3。さん太さんも、「何ができるかわかりませんけど、僕ができることであれば」とおっしゃってくださいました。


言いましたね!落語台本のこと、めっちゃ聞きたいことあるから~!

落語台本を書いている方で、そんな集まり(どんな集まりや)あったら参加したい~という方がおられたら、ご連絡ください。何か企画したいなと思っています。

何ができるか分らんけど、「締め切りの台本書けた?」など励ましあうことはできるかと。ちなみに、いまだ落語は詳しくありません。見て笑うのが好きなだけで。

一人で書いているとき、ネタに困ったとき、受賞できなかったら落ち込むし…と落語を通じて、色々な思いが交錯することもありますが、落語台本を書いていると色んな方との出会いがあり楽しいなぁと。

落語を通じて、これからも、たくさんの方に出会うんやろうなぁとワクワクしています。







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