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いざヨーロッパ再び!④ド・ソ・ラ♭・ミ♭の合図でモナコへGO!

フランスの列車SNCFの駅ではアナウンスの前に、ド・ソ・ラ♭・ミ♭(ミ♭は小さめ)とメロディが流れる。今回はローカル線だけど何度もお世話になり、つい歌っちゃう😊

ニースから海沿いに少し北にフランスのローカル列車TERという列車で25分ほど行くとモナコのモンテカルロ駅へ

モナコは岩山の上に作られた街ということで坂道が半端ない。
モンテカルロ駅も地下というか崖の中というか、出口が3箇所くらいあり、自分が行くところの近い出口から出ないとえらい目にあいます。
私はカジノに近い方の出口に向かい、エレベーターの中でカジノに行くと言っている人の後ろにこっそりついて行くことに。

とはいえ本日の私の目的地はカジノではなく、カジノの隣のオテル・デ・パリ・モンテカルロ。ホテルの中にBAR AMERICAIN(バーアメリキャンと読むらしい)いうバーが入っており、ジャズなどの生演奏が演奏が入っているんだって。どんな感じか行ってみよう!

丘を降りていき、オペラ・デ・モンテカルロの前、まあ普段ニューヨークでもあまり見たことがないようなマセラティやフェラーリ、ランボルギーニなど、ピカピカの高級車がずらっと並んでいるし、ドレスアップした華やかな方々がたくさんいらして、ほえーっとなる。
もちろん私のようなおのぼりさんもいらっしゃいますよ。

カジノスクエア

オテル・ド・パリの入口右手には、アランデュカス様が!
ああ、ここで食事してみたい~!

セキュリティーに止められないかとドキドキしながらホテルの中に入る。

ああ、素敵な空間

ロビー左手がバーアメリキャン。アメリキャンとはフランス語でアメリカ人という意味だって。メートルディの方に、バーでいいんだけど伝えて中に入る。

BAR AMERICAIN、入口も素敵!

メニューをいただき、どれどれグラスワイン一番お安いのは、
なんと27ユーロ、ひー。
円に換算せずともドル建てでも、私の今まで最高額のグラスワイン(笑) 
もちろん平静を装い、白ワインをオーダー。でもミュージックのカバーチャージがなかったから考えようによってはお安いか。後で知ったのは税、サービス料は含まれているんだって。
私のこと場違いなアジア人だと思っているかもしれないけど、私はちゃんとわかってるのよというふりをして、アメリカ感覚でチップおいちゃったわ。あちゃー。まいっか。

おつまみ全部美味!特に右端の温かいバジルのエンパナーダみたいなのがおいしい~!

このコースターも紙ではなく布なの。
カシューナッツもポテトチップスも食べきれないので、
全部持ち帰りたいくらいだけど、さすがにやめておく。

お客様を観察すると、ホテルのゲストや意外と普通っぽい方々。
自分を棚に上げて失礼な私。
実はセレブの普段使いのバーだったりね😆

えーっと音楽はですね、きれいな女性シンガーの方が全部英語の曲を歌っておられてアメリカの60~70年代ミュージック、スタンドバイミーとか。
ジャズにならないかなあと思ったけど、うーん違ったみたい。

ジャズっぽい選曲まるでなし、あきらめました

実は翌日も時間があったので帰りに、もしや日替わりで違うバンドじゃないかと期待して行ってみたけど同じバンド。ジャズのバンドにシットインさせてもらおうという私の野望、モナコデビューは果たせず残念!😅

インターミッションの時、カウンターに座っていたギリシャ系の若い男の子とお話しする。オハイオにお家があってモナコには2泊して、ギリシャへ行くとのこと。
私はニースに2泊してその後プロヴァンスを周るんだよね、そうそうホームタウンはギリシャ料理サガナキみたいな名前なんだよ、とたわいもない会話を交わす。

それにしても日本から来たというと、ほぼ全員、日本いつか行ってみたいんだよね、と言ってくれるの。やっぱりうれしいね!
ふーん、へーと流される経験は今まで皆無かな。
そもそも日本のことどうでもいい人達は私とは話さないか。

「今はドルが強いからいい思いできるよ~日本はなんでもおいしいし、四季があるので自然も美しいし、日本人はみんなVery Nice Peopleだし、ぜひ行って見て!」とおすすめする。
それにしても言葉が通じない異国だと、英語でお話しできる人がいるとほっとするわ。

ニースまでの最終電車の時間が近づき、「カジノ楽しんで!あまり寄付しないことを祈ってるね、お話しできて楽しかったよ」とバーを出る。

そうそう、帰る前にパウダールーム(お手洗い)も見学しなきゃ。
ああ、さすがにいい匂い!うっとり。もちろんペーパータオルやハンドドライヤーなんかではなく、小さなふかふかのハンドタオルが置いてある😊
ああ、こんなホテルに普通に泊まれるようになりたいな〜

お金持ちの皆様の世界に少しだけ自分を場の波動に同調させることができたと気分は勝手に高揚したままニース行きの最終列車に乗り、無事ニースへ戻ったのでした。

駅の近く、はんぱなく断崖絶壁でしょ?

つづく




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