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コロナ後初めての旅⑦サークルソングは深いよ

ステージの上には今回参加できなかったメンバーの名前を入れるバスケットが。みんなに歌と愛を届けようと。素敵なはからいですな。私は最近ニューヨークでリアルで会って一緒に歌ったサークルソング仲間の名前を入れました。とはいえ途中で私も帰ったので、帰る前に自分の名前も後で追加(笑)名前が浮かばなかった方々ごめんなさい!

ワークショップが進むにつれて休憩時間でもいろんなところでサークルが発生するようになって、みんないつもどこかで歌っている。これが楽しいんだよね。

グループ分けで外で歌うことになり、今、メキシコにいるNick Demerisが率いてフラッシュモブ状態。道路の目の前に置いてあった工事現場用の大きなごみ箱をパーカッション替わりにみんなで大騒ぎ。やっぱり彼はカリスマ性があるよね~。大学時代、イリノイ州の大学教授が日本の文化に詳しい方で、歌舞伎オペラをやっていたということで、いろんな人がいるんだね。

ボビー先生、ステージで長袖めずらしい。バークレーちょっと涼しいですもんね。

ボビーマクファリン先生は宇宙人みたい。違う次元におられる感じ。サークルソングスクールが進むにつれてどんどん元気になられているような。
自分の中に火をつけてくれてありがとうとおっしゃり。私たちもです、心の中に歌いたいという火がさらに灯りました!私たちはボビー先生から受け取ったものをどう自分なりに表現していこうかという感じ。

フランスのガエルが、頭の中のネガティブな自分の声の話をするのに指人形をはめて、僕は歌った後、他の人が、今のソロよかったよ!と声をかけられても、「ああ、こんなソロでボビーはどう思っただろう、ああ、もっと普段だったらうまくいったのに」とか頭の中でネガティブな声が鳴り響くんだ、そういう経験はみんなない?と。

講師陣はJudi先生は「自分みたいな年寄りがいつまでも教えていていいの?、もっと若いフレッシュなアイディアの人が教えた方がいいのでは」リアノン先生は「私は大学はシアターメジャーだったのに、シアターの仕事まったくしてないし。大学で学んだことをほんとに歌に活かせているの?」など、Christine先生は「私なんかがこんな素晴らしい講師陣と一緒になって教えていいの?」など、それぞれうちに密かに抱えているネガティブな思いをシェア。

それにしてもなかなか男性講師陣から意見が出ず、Come on! Guys!と呼びかけ、「在学中に音楽の仕事が忙しくなって大学を卒業できなかった」など、それなりにプライド高いことを言って、一人は手を上げなかったし。ほんとにいつも自信満々なのかな?男性という生き物は自分の弱いところを他人に見せるのが苦手なのかな?とか思ったりして。

どんなに素晴らしいシンガーでもみんな弱い部分があって同じということ、そしてネガティブな意見が繰り返し頭に響くなら、いっそのことその声にパートを与えて、繰り返し歌ってみたらどう?そしたらなんだか面白おかしくなるから、という面白い結論へ。

そして翌日Tammy先生が、ネガティブな声が鳴り響こうと、もうひとつ自分を励ますポジティブな自分を持っておこうと色違いの指人形を持ってきて、いつでもどんな時でも、ネガティブな自分が出てきても、とにかく自分を励ます小さな自分がいるという話を。そうだね、私もちっちゃいアツコを肩にのせておこうか。

歌のテクニックなこと以外にメンタルな部分のお話も聞けてよかった。基本的なテクニックの次は、やっぱりメンタルだもんね。それにしてもどんなにすごいシンガーの方々も内側はみんな同じなんだね。とわかってよかったな~

近くに日本のスイーツのお店が。ほうじ茶ソフト!

つづく

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