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サラミがあれば

少し前だが、日本人の友達とコロナ禍疲れを癒すという名目で、ランチにステーキを食べに行った。I'm Angus というお店で、そこのステーキはとてもとても美味しい。マニラにはステーキ屋が実はたくさんある。どこもまあまあお高いのだが、欧米風の赤肉のしっかりした味のステーキは、肉好きの私は定期的に食べたくなる。

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I'm Angusを経営している会社は他にスイス料理の店とSantis Delicatessen(サンティス・デリカテッセン)というハム・肉類・チーズ・ワイン・欧米系の食材などを売る食品スーパーも運営している。(昔はイタリアンもあり、そこも大好きだったが1年ほど前に閉店してしまった)サンティスはマニラに10店鋪ほどあるようだが、その一つはI'm Angusの隣にある。

このサンティスがまた、たまに行くととても幸せになる店なのだ。

ショーケースに並ぶ何十種類ものチーズとハム、サラミ、ソーセージ。それを眺めるだけでもわくわくしてくる。ピクルスやオリーブの瓶も何種類も棚に並ぶ。箱に入ったパスタの種類は30種類ほどあり、色々な種類の塩やインド系の食材も売っている。野菜も高級な値段だが新鮮な綺麗なものが売られている。

なんというか、欧米にいるような気分にさせてくれる店だ。

子供の頃に、帯広のグリュック王国(何年も前に閉園してしまった・・・)や、長崎のハウステンボスに家族旅行で行った。どちらもドイツやオランダの街並みが作られており、食材店に入るとまさにサンティスのような光景が広がっていたような記憶がある。

大人になってスペインやドイツにも旅行で行ったが、サンティスのわくわく感は、本物のヨーロッパのそれよりも、グリュック王国の感覚に近い感じがする。やはり、アジアに作られた「ヨーロッパ」だからなのだろうか。

普段は家の近くにないためサンティスはほとんど訪れないのだが、ステーキを食べた帰りに友人と寄って行った。


前置きが長くなったが、その日サンティスでサラミを買って帰った。

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朝、焼いた食パンにクリームチーズ、その上にサラミをのせ、ほんの少しだけさらにトーストする。

一緒に買った生で食べられるほうれん草にサラミとミニトマトをランダムに。サラミの塩気がかなり強いので、味付けはシンプルにオリーブオイルと塩少々とレモン汁。ブラックペッパーをふんだんにかける。淹れたてのコーヒーで完璧だ。

次の日もサラミサラダの朝ごはん。今度はサラダを中心に。

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昨日とほぼ同じ。でも幸せな朝ごはんの毎日で嬉しい。モッツァレラかカッテージチーズがあればサラダにのせても美味しいだろう。

4日ほどでサラミは食べ切ってしまった。次にサンティスに行く機会がいつかわからないが楽しみだ。サンティスに行かなくても普段の食事は近くの食材店やスーパーで十分なので、特に自分から積極的に行こうとはしない。またステーキを食べに行った時にでもサラミを買って帰ろうと思う。

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画像はサンティスのフェイスブックより拝借した。

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