キレイに効くお話6 小建中湯に生薬として使われる シャクヤク

 まず今回は、小建中湯(しょうけんちゅうとう)に使われるシャクヤク(漢薬名も芍薬)についてお話をします。これは食材ではないのですが、キレイのための重要な生薬ですので、ご説明したいと思います。エネルギーの元である、まきを補給するはたらきをします。

厳密に言うと、まきは体の中に入った食物のことですので、その食物の栄養を取り込みやすくするはたらきのことです。このはたらきは、とても大切です。栄養を取り込めないと元気にもなりませんし、いきいきとしたお肌にもなりません。そして、骨や筋肉にも栄養がゆきわたらないと、美しい姿勢を保つこともできません。

 したがって、この芍薬は漢方薬のエキス剤のおよそ3分の1に使われています。そして、芍薬がたくさん入るお薬は、お肌もきれいになりますし、筋肉もしっかりします。芍薬がたくさん入る小建中湯を、肌つやの悪い人に飲んでもらうと、つやがなかったりざらざらしていたお腹やお尻がすべすべしてくると聞きます。そして、皆さんよくご存知のお薬に芍薬甘草湯というものがあって、これは芍薬のはたらきである筋肉をしっかりさせる効果から、足がつった時やつりそうな時に飲むとつらないというお薬です。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という、美人を形容することばがありますが、この芍薬に限らず、牡丹も百合も漢方薬に使われて、私たちを美しくしてくれます。

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