マガジンのカバー画像

薬局にて学んだこと

31
長年漢方薬局にいる筆者が、学んだことをお伝えしていきます。
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

薬局にて学んだこと19 あんパンひとつ

あんパンをひとつ食べて、気持ちがまっすぐになった、というお話です。 ある人が、父親から「…

薬局にて学んだこと18 

一度病気をすると、その後いろいろな病気が続いて、いつまでも病院から離れられなくなることっ…

1

薬局にて学んだこと17 豆まき

先日、ある子どもさんを診ていて、頭の重さを感じるのだけれど、日を遡ると節分の日だけそれが…

薬局にて学んだこと16 胃気を通す

夏の暑い時期に、朝起きたら首が痛い、よく言われる「寝違え」を起こすことがあります。この原…

1

薬局にて学んだこと15 腑に落とす 大腸

「腹に落ちる」とか「腑に落ちない」という言葉があります。心で納得した時に「腹に落ちる」あ…

1

薬局にて学んだこと14 気が落ち込んだ時

以前、お加持は病気治療や人生を変えるためのもので、それを自分でできるところはやってみまし…

1

薬局にて学んだこと13 楽しいことを考えるとエネルギーは高まる 

  皆さん、楽しいことを考えると、心なしか体は軽くなりませんか?楽しいと、私たちの呼吸は深くなり、体の気は良くめぐり、筋肉もリラックスした状態になります。こんな時は、実力も発揮しやすい状態にあります。その筋肉の緊張状態を診ることで、病気などの診断に生かす方法があります。O(オー)-リングテストというものです。皆さん、聞かれたことのある人がみえると思います。 漢方薬による治療や、鍼灸、マッサージ、ヒーリングなどを代替医療と言いますが、この代替医療の診断法のひとつとして、O(

薬局にて学んだこと12 腹が立った時に 

先回、受け入れられない思いや、腹立ちが収まらない感情などが表に出せないと、その気が体を歪…

2

薬局にて学んだこと11 犬はなぜ尻尾を振るの?

「犬はなぜしっぽを振るの?」という演題で、うちの先生があるところで話しをされたことがあり…

薬局にて学んだこと10 四角いカエル

私たちが、心や体を歪めてしまい病気をするのは、周りや自分が作った四角い枠に自分を押し込め…

薬局にて学んだこと9 泣くことのすすめ

棗(なつめ)がたくさん入った漢方薬、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)は、子どもの夜泣き…

薬局にて学んだこと8 女性と生あくび

漢方薬の中には、西洋薬には見られない変わったお薬があります。女性のヒステリーのお薬なので…

1

薬局にて学んだこと7 百叩きの刑

先回、「血」が余分になって病気になる場合があると述べました。水が余分になっても病気になり…

薬局にて学んだこと6 「血」の話し

私たちの体の中は、「気・血・水」がそれぞれの働きをして成り立っています。「気・血・水」が滞りなく流れていれば健康ですが、それが何らかの原因で滞ると病気を作り出します。その中で、体重の13分の1といわれる「血」が滞ることによって引き起こされる病気に、脳卒中や心筋梗塞などがあり、このふたつの病気は、発症した場所が違うだけで、どちらも動脈硬化が原因です。これらは、血管を柔軟にしておけばかなり予防できる病気です。 血管を柔軟にしておくためには、骨や血管をつくる場所である腎臓をし