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死んだらどうしようもないこととそうじゃないこと

ある朝、父の部屋に行くと、父が道路地図を開いていた。
新聞ぐらいしか普段読んでるとこを見ない父が、道路地図!しかも車とかもう乗ることないのに。

何してるんか聞いてみると、佐賀県を見ていたと。
父は子供の頃、佐賀の武雄というところに住んでいた。

昔を懐かしんでる!
まさか死ぬんじゃなかろうか?!
不謹慎なことがちょこっとよぎってしまった笑。

珍しいので、父に色々と子供の頃のことを聞いてみた。

父は4人兄妹で、お兄さん、お姉さん、妹がいてる。
お兄さんのことを嫌っているのは知っていたが、お兄さんのことを色々聞く私。なぜかというと、やってることに興味津々やから。
と言っても、その叔父さんは数年前に亡くなってるんだけども。 

叔父さんは、大学で宇宙線のことを教えていたらしい。
最初聞いた時、宇宙船かと思って、UFOを見たくてたまらん私は大興奮した。と思ったら、宇宙線ですって。宇宙線なんて初めて知ったわ!
でも、なんにせよ宇宙系!宇宙にくびったけな私はそんな人が親戚にいたなんて〜!!と嬉しかった。

でも、その叔父さん家族とは、子供の時以来もう全然会ってなかったし、宇宙の話は何も聞けんかったけど。

その叔父さんは、やっぱり子供の頃から宇宙に興味を持ってたのか聞いてみたら、そうやな〜、部屋に宇宙のあれ置いてたしな〜と何かを思い浮かべてるらしい父。
宇宙のあれが何なのかさっぱりわからず、おきまりの連想ゲームスタート!
歳を取り、なかなか言葉が出てこん父とよくやるやつである。
「地球儀!」「惑星の模型!」と答えていくが、なかなか当たらず、最終的に天体望遠鏡やとゆうことがわかった。

そういえば、私が子供の頃にも、天体望遠鏡がある日やってきて、ベランダで夢中になって見てたなー。ちっちゃいながらも土星の輪っかが見えた時の嬉しさは忘れられぬ思い出。そんな話を父にしたけど、覚えてなさげでびっくり笑。

叔父さんの話に戻そう。
じゃあ、叔父さんは大学で宇宙のこととか勉強してたんかなーってまた叔父さんについて聞き始める。そこで父に言われて思い出したんが、叔父さんはそうやった!京大に行ってたんや!!
京大は変人が多いって聞いたりして、確かにあの人変人ぽいよなーって思ったりすることあって、でも身内にいてたとは!すんごい賢いやん!!
でも思わず、昔って賢くなくても京大行けたん?て聞いてしまった。
そんなことはないと。オドロキモモノキー!!

そして、「すごいやん!」って私は父に言った。

その時に父から返ってきた言葉が、

「死んだらどーしよーもない。」 

なんか、ハッとした。

確かに死んでしまったら、それまでの諸々、その人に付随してきてたものそんなものなくなってまうんや。

いや、でも、その人が築いてきたもの、研究とかしてきてなにか今まで未知やったものの発見とかあったりしたら、たとえその人が死んでも、どーしよーもなくはないよな。確かに京大とか肩書きとかそうゆうものはどーでもいいけど。

例えば、今突然私が死んだとしたら、例えばすごく良い物、高級ブランド品とか持ってたとしても(持ってへんけど笑)、それはなんの意味もない、どーしよーもないうちに入る。でも、私がアクリルフェルトで作っている地球ちゃんとか色々作っているものは、どーしよーもなくは絶対にない!

こう書いてきて今気づいたけど、自分を表現してきたことは死んだ後も間違いなくなにか残るはず!
自分が心からしたいと思って、楽しくてやってきたことって絶対残るやろな〜。

わ〜書いてて気づいて嬉しい〜!
って書いてて気づいたってことは、気づかんかったらどんな風にこの話オチつけるつもりやってんろ?!笑

サポートとってもありがたいです♡♡♡ おかげで生きてゆけます〜〜〜!!!