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#34 ワクチン接種とセンター試験

夕方、会社から出たところを、 70過ぎくらいの女性に声をかけられた。


「下見」に

「〇〇医院はどこでしょうか?」

小ぎれいな人だった。

「ごめんなさい。よく知らなくて。」と答えると、女性は一気にしゃべりだした。

「予約が取れたんだけどね、来たことのないお医者さんだったから、下見に来たんです」


コロナの予防注射の受付が始まっていた。

首尾よく予約が取れたのだろう。

「用意がかんじんだから、確かめておかないと」

接種当日にあわてないために、実際の場所を見に来たという。

少し早口な話しぶりに、なぜか圧倒された。

グーグルマップを見ればよかったと気がついたのは、
女性と別れて、ずいぶん時間が経ったあとだった。


下見が必須だったのは

「下見」で思い出すのは センター試験だ。

毎年1月13日以降に、行われていた大学の共通入学試験。


試験場所はあらかじめ指定され、まったく知らない場所になることが多い。

娘の高校では、センター試験についてこのような指導がされていた。

1,あらかじめ試験場所の下見に行くこと
2,当日は待ち合わせをせず一人で行くこと

試験当日待ち合わせをすると、友達が何かの事情で遅くなった場合、
自分も遅くなってしまう。

だから一人で行くように。そして一人でも迷わないための下見である。

娘は、指定された会場の場所を調べ、行き方を考え、下見に出かけて行った。

センター当日、手がふるえてしまうほど緊張していたが、無事に受験することができた。

下見、大事。


意外なところでつながっている

下見が、心の余裕につながるのは間違いない。

大学受験でも、ワクチン接種でも下見をするぐらいの計画性が必要。

あの大学受験の独特な緊張感と、ワクチン接種が意外なところでつながった。


だいじなことを突き詰めていくと、案外同じところでつながっている

ただ道を聞かれただけなのに、ここまで気がついたことになんだか嬉しくなった。

(noteを毎日書くのも先を見通して、ストックを作っておかなくちゃ)

いろいろなものの、大事なことも、これからどんどん書いていきます。

今日も読んでいただいてありがとうございました。

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